スキル運で、運がいい俺を追放したギルドは倒産したけど、俺の庭にダンジョン出来て億稼いでます。～ラッキーを持つ俺はいつの間にか逆襲してました。～

第14話 800グラムのお肉をトンカツに

初めての依頼を終えて、家に帰ろうと思った。

　だけど、俺はとある店に貼ってある広告を見て少し寄り道をすることにした。

店は、お肉屋さんだ。

　お肉屋さんに貼られている広告が、『厚切りトンカツ用肉発売中』という広告でなんとも、目を止めるような広告。

普通のトンカツは食べたことがあるのだが、厚切りのトンカツは食べたことがない。

最近は、厚切りトンカツを食べる飯テロ動画がよくオススメ動画に出て見せられている。

　「食べたいな～」っと、動画を見ながら家で思ってはいたのだが、俺の家の付近には、そういうお店が無い。俺が今いる所は、都会だが普通のトンカツ屋しかない。

　それに、初依頼やドロップアイテムの売り上げが、まだまだあるので、ここは思い切ってこのお肉屋さんに売ってある厚切り肉を買って、自分の家で揚げて食べることにした。

「あ、すいません。この厚切りトンカツ用お肉下さい。」

「はいよ～6847円ね。お肉は、800グラムの厚さ８センチのお肉です。あと、これ作り方ね。」

「あ、ありがとうございます。」

800グラムのお肉を、ドンッと置かれると中々な迫力がある。

　あと、800グラムのお肉が入った袋に、厚切りトンカツのレシピを入れてくれた。

やっぱり、厚切りだから、揚げ方とかにも色々あるのだろうな～と思い、お肉屋さんから、出た。

帰りにお肉屋さんで貰った、レシピを取り出しレシピにある食材をとりあえず近くのスーパーで買い、すべての食材をリュックに入れて電車に乗り家に帰った。

　家に帰る電車では、俺の800グラムのお肉が取られないかリュックを抱きしめながら家に帰って来た。

「よっし、厚切りトンカツを作るか。」

俺は、お肉屋さんに貰ったレシピを見ながら作り始めた。800グラムのお肉をまな板の上に置いた。800グラムお肉に両面塩コショウをふりかけ、味付けを行った。次に、三つの皿を用意した。一つ目は小麦粉、二つ目は溶いた卵、そして三つ目はパン粉だ。肉に小麦粉をまぶしてから、卵にくぐらせて最後にパン粉をしっかりとつける。揚げる前に、パン粉がしっかりと付くように押さえておくと、赤字で書かれていたので、しっかりパン粉を押さえつけた。

鍋に800グラムのお肉が浸かるかな〜というぐらいまで油を入れた後、鍋を中火にかける。油が十分に熱くなったら、800グラムの豚肉をそっと入れる。じっくりと揚げることが大事なようだ。片面がきれいな金色になったら、返してもう一方の面も揚げた。

揚げ終わると、キッチンペーパーの上に置き余分の油を落とした。

　その間に、レシピに書かれている通りにソースを作ることにした。

ケチャップ…大さじ4

とんかつソース…大さじ2

しょうゆ…小さじ1

みりん…小さじ1

にんにく（すりおろし）…1片分

ごま油…小さじ1/2

こしょう…少々

レシピ通りに、調味料をお皿に入れて混ぜ合わせ、完成した。

トンカツを切った。『ザクッ』という音が空腹感を更に煽る。

トンカツは、中が少しレアな状態と最高の揚げ具合だ。

俺は、ご飯をお茶碗に大量に入れ、厚切りトンカツを8等分してお皿に移し完成した。

俺は、厚切りトンカツをお肉屋さん秘伝だと思うソースに付け一口で食べた。

口に入れた瞬間、豚の脂があふれ出した。

　脂の旨みにソースのまろやかな甘みとコク、少しの辛さが絶妙なバランスで絡み合い、より一層トンカツの美味しさを引き立ててうますぎる！！

一気に、あつあつのご飯をほおばった。

一口で、この満足最高だ...