第2話 「道」によって「太陽の沈まない国」となった中国
中国人とは、200万年~300万年というレンジ(単位)で物事を追求してきた民族です。
頭ではなく血、更にはそれが純化された魂のレベルで「道」を歩んでいるから、どんなに国がボロボロになっても、傾いた船が復元するように元に戻ることができる。
200年前のアヘン戦争から始まる欧米人による侵略・植民地化によって、当時インドと並び「世界で最も惨めな国」を乗り越え、今や「太陽の沈まない国」となった。
かつて(19世紀)、英国はその軍事(海軍)力によって世界の隅々まで支配し「太陽の沈まない国」と自身で豪語した。その軍事力でもぎ取った中国の租界地に「犬と中国人お断り」という立て札を立てるくらい傲慢で礼儀も徳のかけらも皆無の、獣のような英国人は、今や「王族」とか「戴冠式」なんて、ピエロみたいな格好をして猿芝居を演じることでしか、存在感を示すものがなくなってしまった。
チンドン屋のような格好をして飯を食うことしかできないほど落ちぶれた英国人を尻目に、中国人は今や、実質的な「太陽の沈まない国」となった。
世界中、どこへ行っても中国製品であふれ、中国なしでは世界数十億人の生活は成り立たない、というくらいの影響力を持っているのは中国だ。いま太陽が出ている国も沈んだ国も「Made in China」の恩恵を受けている。
中国人は欧米人と違い「人殺しで飯を食う」ことはしない。漢民族とは、実質的な政治・経済、そして文化力によって、世界中に様々な製品を供給することで人々の豊かな生活を助けることで、その恩恵が中国に還って来るWin Winという「ビジネスモデル」を構築しつつある。
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