ハミングバード ☆☆

【ハミングバード】https://kakuyomu.jp/works/16817330653869927656

(総文字数3614字)


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あらすじ

 書店内の天井付近に張り巡らされた電線には何羽ものトリ型ドローンが留まっている。そのドローンは来客がある度に客の傍まで降りてきて、その客の好みの本を案内するコンシェルジュだ。

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 この物語はKAC2023のお題【書店】に応えて書いたものです。そして、これも私の頭の中の【あったらいいのにな】を小説に仕立てたものでございます。


 書店がどんどん街から消えて行っている昨今ですよね。重労働で大儲けからは遠い業態で、万引きの被害にもあいやすく、フロア面積をそこそこ大きく持っていなければ、実店舗である意味を持ち続けられない……。腐らない物品であり、何処で買っても違いがなく、膨大な数の中から好みのものを探すにはインターネット店舗の方がよほどいいとなってしまいますからね。書店が当たり前にそこら中にあった時代はもう、戻ってこないのかも知れません。


 でも、書店には、普段フォーカスしていないカテゴリの本との出会いがある。だから、書店には浪漫が今もあり続けてると私は思っています。そんな思い故に生み出したのが、書店内を飛び回るトリ型ドローンのAIコンシェルジュでございまして。


『こんなのがマジであったらいいのに』を書いたのです。そして、今でも『こんなのがマジであったらいいのに』と思っています。


 あー、マジでこのサービス生み出してくれないかな。誰でもいいから。


 書店がこれ以上減らないように。


 インターネットって、効率化と最適化のロジックの塊ですから、浪漫成分が薄れてしまうんですよね。浪漫ある本屋の実店舗。それはもしかしたら、人類の宝なのかもしれないのですから。



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 それでは聴いてください。

 YUKIで【ハミングバード】

(良かったら、YOUTUBE等で【YUKI 『ハミングバード』】と検索してみてください)

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