応援コメント

第9話 それは本当の笑顔なのだろうか」への応援コメント

  • ああ~、この本家筋の公爵夫婦は紛れもない善人ですが、今回ばかりはその善意が裏目に出て、アガーテの心を抉る刃となってしまいましたね……。アガーテが抱えている苦悩は、一つは子供を喪ったことですが、もう一つは突き詰めて言えば「仕事と私、一体どっちが大事なの!?」ですよね。でも、流産して間もない頃ぐらい自分を優先してほしいのは当然ですし。
    良く言われていることですが、女は、アガーテは子供を身籠ったと分かった時から母親だったけれど、男は、エリアスは子供が生まれていないから父親ではなかったんでしょうね。悲しい(´;ω;`)ウッ…
    とかなんとかいいつつ、殿下なら自分とアガーテの子供が流産、となったら一緒に身も世もなく涙して、悲しみを分かち合ってくれそうですよね。こういう差って、積もり積もったら山になっていきそうだなあ……。

    エリアスはアガーテが次の子供を無事出産するまでは、妻の側を離れるべきではなかったですね。アガーテの行き場をなくした愛情は、このままでは殿下のものになってしまう……。

    作者からの返信

    米子さんこんにちは!

    そうなんです……今の追い詰められたアガーテには、ご夫妻の言葉が染み渡るにはあまりに傷つきすぎてしまっていたのですよ……いや、大人になりすぎてるというべきか
    ですです。「仕事と私、どっちが大事なの!?」という苦悩を抱えてるんです。でも本人はそれをエリアスにいうことはできません。
    おっしゃるとおり、エリアスが「自分の子供を失った」ということに関してあまりに鈍感すぎるんですよね〜。それは子供が生まれていないから父親にはなっていない、という側面もありますが(どっちかというと「子供を失った悲しみ」よりも「アガーテがかわいそう」のほうがウエイトが高い)、そもそもエリアスは内緒の話ですが、ある事情で自分に子供ができるとはちゃんちゃら思っておらず、養子を迎えようと検討していたのです。慮外に子供ができたことに非常に喜びはしましたが、ものすごく戸惑っていたのです。アガーテが流産してくれてなぜかどこか安心している、と思ってしまっていることで結構自責したりしています。

    ゴットフリート殿下は偏執的(おっと?)なので、流産したアガーテ本人を非常にいたわりはするけれども、アガーテの生んだ子に関しては女子であればこれ以上ないほど可愛がり、男子であれば養子に出してしまうと思います()

    です……エリアスは妻のそばを離れるべきではなかった。
    えへへ、アガーテの浮いた分の愛情は、殿下のところへ行かざるを得ないです。

    コメントありがとうございます〜!