2話



「では、まず君たちのステータスを確認したいステータスと唱えてみてくれ」


本当にテンプレのような世界だな....


「ステータス」


=========

聖導 誠

17歳  Lv,1

【ジョブ】

・拳聖〔魔導王〕

HP:C      MP:E

攻撃力:S     耐久値:A

素早さ:A     抵抗力:D

【装備】

なし

【スキル】

・体術

身体能力が1.25倍され、相手のスキルの影響で怯むことがない

・超感覚

五感が常人より遥かに鋭くなっている

・武器破壊

タイミングを合わせて相手の武器に攻撃をすることで武器を破壊する

・インベントリー(収納物アリ)

なんでも収納可能

============

なるほど.....

インべントリーの中も確認したいんだけど...ここで出すのは少しまずいよな.....


そう思っていると.....


=====

インベントリー

・スマホ

・モバイルバッテリー

・コード

・聖成拳(手袋)

・聖暗の羽衣(学校指定のウィンドブレーカー)

・教科書

・リュック

・万物の杖(誠の万年筆)

=========

やった!

持ち物持って来れてた.......ん?

なんか所々おかしなの混じってない?なんだこれ.......


=====

聖成拳

【武器スキル】

・再生強化

武器が破壊されると破壊前よりも耐久力と攻撃力が上昇して再生する

・聖属性魔法

聖成拳を装着中は聖属性魔法のすべてが使用可

・強化

攻撃力と素早さを+SSにする


聖暗の羽衣

【防具スキル】

・状態異常

毒、呪い、麻痺....etc.などの異常状態を完全に阻止する

・攻撃吸収、反射(容量無限)

・身体能力向上

・+耐久値無限

・清潔


【万物の杖】

世界最高の杖

持ち主の力を200%発揮してくれる

聖属性魔法以外のすべての使用可

===========

や、やばい.....

どれもぶっ壊れ性能ってやつだ......

こんなの見せられない.......と危惧していると


「「「うぉぉぉーーーーー」」」


え、なんだ急に!?


国王の周りに控えていた衛兵たちが歓声を上げ始めた


「お主が勇者か!」


「こちは聖盾使いだ!」


「こっちは賢者もいるぞ!?」


『今回は豊作みたいだな.....』


『えぇ....そのようですね』


国王と隣のモノクルを付けた男がヒソヒソと話しているのが聞こえてきた。

なるほど、この国闇が深そうだな....

でも、八咫君が勇者で田中君が聖盾使いか.....それに先生まで賢者って、これってラノベとかでいう結構すごい系のジョブだよね。

僕はこんな国に関しされて生きたくないしなぁ~.....どうしたもんか


「それで誠殿お主のジョブはなんだ?」


「あー.....」


どうしたもんか.....あっそうだ


「僕のジョブは魔法使いでした」


すると急に周りが静まり返りさっきより視線の質が変わった。文字通りゴミを見るような眼だ.....なるほどね。これはちょっと予想外だ....魔法使いでこの反応って....

確かに賢者の下位互換みたいなジョブだけどそこまで雑魚なジョブじゃないだろう


それなら少し期待できる程度のパフォーマンスくらいするか....

『ジョブチェンジ【魔導王】』



そう呟いた






🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀

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