2024年2月19日『ダム・マネー ウォール街を狙え!』『ボーはおそれている』
スギ花粉との戦いに敗れ、重体なので集中力が皆無です。
海外ドラマ「リベンジ」終始イライラしながらも、ようやく完走しました。
やはり、ストーリー展開の都合で、キャラクターたちの知能指数が乱高下する作品にはイライラしてしまうようです。
でも最後まで観てしまいました。マゾなのでしょう、自分。
今度は「スキャンダル」という弁護士フィクサーもの観始めました。
こちらは現状イライラせずに観てます。面白い。
<現在、上映中>
『ダム・マネー ウォール街を狙え!』
https://dumbmoney.jp/
めっちゃ面白かったです。オススメ。
あらすじとか何も調べずに観たんで、最初ダム建設にかかる利権ものかなって思ってたんですけど、日本人が考える方のダムは何も関係ありませんでした(苦笑)
株式投資で実際にあった話の映画化です。
「ダムマネー」とは「愚かな投資」という意味の証券取引用語で、市場に影響を与えない額しか投資できない個人投資家の中でも値下がりする株に手を出す投資センスに欠ける人たちを指します。
この作品は、巨額の資金で株式を空売りしながら稼ぐヘッジファンドマネージャー(大富豪)たちに、資金のない個人投資家たちが団結し一発かますお話。
主人公役のポール・ダノは「ザ・バッドマン」でリドラーを演じた若手の実力派で、個人的に最近のお気に入り俳優です。冴えないけれど、実直でダサい白人男性を好演。弟役のピート・デイヴィッドソンも良いw
とにかく面白かったので、金融系いける方は観てほしい!
『ボーはおそれている』
https://happinet-phantom.com/beau/
『ミッドサマー』のアリ・アスター監督最新作。
SNSでは「狂ってて意味不明」と大人気ですが、個人的な感想としては狂気度は『ミッドサマー』の方が高いと思う。
考えすぎかもしれませんが、イスラエル(ボー)とそれを取り巻く白人社会の反応の歴史を冷笑的に描いたように思います。
なんというか、ヨルゴス・ランティモス監督の『聖なる鹿殺し』のユダヤ人版って感じましたが、鹿殺しよりはテーマを理解しやすい。
鹿殺し、マジでバリー・コーガンのスパゲッティの食い方が汚さ過ぎて、飯の食い方汚い映画ランキング1位です(私の中で)
……話が逸れた。
日本人って『ミッドサマー』でもキャッキャッしてたけど、本作でのキャッキャッ具合を見ていると、我々にかかれば世界的な宗教であるユダヤ教でさえ「世界規模の因習村ホラー」なんだなぁと、良いのか悪いのか考えさせられます。
寛容とも言えるし、無神経とも言えるわけで。
まぁ『オッペンハイマー』の劇場公開が決まり、日本の映画ファンたちはスタンス変わらずにキャッキャッしているので、ある意味「初志貫徹」ともいえるかもしれません。
私は『オッペンハイマー』観る予定ではあるんですけど、楽しめないとは思うので、いまから何とも言えない気持ちです(でもノーラン作品好きで、マゾなので観には行くのですけどね)
https://kakuyomu.jp/users/sasa_makoto_2022/news/16818023213808486558
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