2023年11月13日『マーベルズ』『私がやりました』『ザ・キラー』『バッファロー'66』

先週は一文字も書かずにダラダラして、週末は映画観てました(普段通りともいう)


<現在、上映中>

『マーベルズ』

https://marvel.disney.co.jp/movie/marvels

大人気アメコミ映画シリーズMCUの最新作です。

我が最推しヒーローであるスパイダーマンを筆頭にMARVELヒーロー派なので、公開日は何カ月も前から有給を申請してます(狂気)


酷評も一部出てるんですけど、ファンタスティック・フォーとか、X-MENの初期とか、いうてこんなもんだったので、特に可もなく不可もなく古き良きアメコミ映画だなと個人的に思ったり。


私はアメコミのヒーロー物語って「大切な人の喪失」が必要だと思っていて、スパイダーマンとか可哀想なくらい「喪失」が付きまとってるんですけど、それでも闇落ちしないピーター・パーカーの善性が好きなんですよね。

先週、スパイダーマンの最新作であるNWH(ノーウェイホーム)が地上波でやったそうですが、兄ちゃんスパイダーマン二人に説教されるドクターストレンジが良い塩梅で。


ストレンジは並行世界では闇落ちしてる場合も多くて、アイアンマンのトニー・スタークも同じく並行世界では闇落ちしてしたりするんですよ。

そんな感じで「喪失」に耐えられた時、ヒーローになるんですね。


その点、ピーター・パーカーはどの並行世界でもイイ奴です。

だから、ストレンジのあの説教された時の表情に「君はどこの世界でもスパイダーマン(ヒーロー)になるのか?」っていう畏怖をストレンジ役のカンバーバッチは表してて最高なわけです。


あと、アイアンマンからの流れで最近はこの「喪失」に加えて、自分がしでかしてしまったことへの贖罪(例え敵を倒すためであったとしても街壊したり)もメインテーマで多く扱われてます。

アイアンマンのトニー・スタークは全編に渡って、ずっと「贖罪」がテーマです。武器商人として多くの命を奪っていたことに気がついたトニーの贖罪の旅の最後があの「指パッチン」と"I am IRON-MAN"につながるのが最高に泣かせるわけなんですね。


話クッソ長くなりそうなんで、そろそろ自重しますけど、今回の『マーベルズ』はチーム結成とキャプテン・マーベルの贖罪を同時にやろうとして、なぜか監督はそのすべてを語ることなく90分で終わらせてしまったんですね。


製作費の問題か、昨今のディズニーが抱えるCGクリエーター酷使問題のせいか、ハリウッドの労組のボイコット運動のせいか。

真相はわかりませんが、ポテンシャルのわりには小さく小さくまとまってしまった感じはぬぐえません。


最後に、キャプテン・マーベル役のブリー・ラーソンのウエストが細すぎて心配になったので、もう少し肉をつけてほしい。たぶんコミックの体型を再現したんだろうけど、両サイドがガッシリむっちり&思春期ぽっちゃりで、一番強いキャラなのに「折れそう…」ってなった(苦笑)


追記。母の激推し韓国俳優であるパク・ソジュンは、先行情報を覆すたった4分の使い捨て出演で、申し訳ないけど、クソほど笑いました。

『エターナルズ』のマ・ドンソクとはエライ違いや……。


以上、長文高速詠唱終了。



『私がやりました』

https://gaga.ne.jp/my-crime/

フランス人女優を愛するワタクシ……。観てきました。

「あざと可愛い」といえば、フランス人女優だと思っているのですが、舌ったらずな喋り方とか怒ってても可愛い。

そういうマリー・アントワネット型の女優もよければ、私のイチ押しエロいババア界最強の俳優であるイザベル・ユペールのような「美しさとその自信による強さ」もある女王様型の女優の宝庫でもあります。


基本、フランス映画はダメな男しか出てこないです。

ちゃんとしてる女とダメな男の話なんですけど、マジでダメな男が目白押しなので、ダメ男好きな人はフランス映画が、それでもダメさが足りなければイタリア映画をオススメしたい。イタリア映画に出てくる男は本気でダメなのしかおらんw


話が逸れたんですけど、本作はとある殺人事件を巡って、殺してないのに売名目的で「殺した」といって裁判の名演技で無罪になった売れない女優を中心として話が進みます。


「したたかな女」を感じたい方には、是非オススメです。



『ザ・キラー』

https://www.netflix.com/jp/title/80234448

Netflix制作映画なので、たぶん2週間くらいしか劇場でやらんかったようなのですが、映画と映画の間の隙間時間にちょうどよく上映してたので観てきました。


マイケル・ファスベンダー主演(X-MENの若マグニートー役が有名かと思う)×デヴィッド・フィンチャー監督作品。

殺し屋の日常を淡々と描いている風で、主人公の殺し屋が結構ちょいちょい「人間味」溢れてて面白いですw


こういう話、書きたいなーってなりながら観てました。こういうシリアスギャグめっちゃ好き。本人大真面目で、周りも大真面目だけど、観客だけ面白さがわかるやつ。


隙間時間に観ましたが、良き映画でした。

ちなみに、もうNetflixで配信中なので、観たい方は配信でご覧くださいな。



<イベント上映>

『バッファロー'66』

https://www.fashion-press.net/news/111033

11/16まで期間限定での再上映中です。

この作品、めちゃくちゃ好きなんですよ。主役のビリーがクソ野郎なんですけど、可愛いんですね。酷いことばっかりされてるのに、ついつい許して愛しちゃうレイラも可愛い。

マジ割れ鍋に綴じ蓋。


ラストシーンが特に好きで、調子こいてるビリーが最高に可愛くて好きです。

全人類『バッファロー'66』は観るべき。

などと思いながら劇場環境で堪能してきました。



そんな感じで、先週は4本観ました(『マーベルズ』は2回観たから、合計だと5回っすね)

最近は本当に名作のリバイバル上映が多くて、ウハウハです。

劇場で観るのは、やっぱり違いますからね。


ではでは、そんな感じで、また来週。


https://kakuyomu.jp/users/sasa_makoto_2022/news/16817330666831295298

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