第14話 メロンソーダ

久しぶりに訪れた深夜のファミレス。独りでメロンソーダを飲む。「罪な甘さがいいんだよね」と言った君のことを思い出す。夜明けまで飽きもせずに語り合ったあの頃。好きだったのに、好きとは言わなかった。意気地なしだった僕の、後悔混じりのメロンソーダ。その味は、今も変わらず甘かった。

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