第10話 ノンアル
私はワイン。お酒が飲めない彼はノンアル。一緒に晩酌を楽しめているようで、実は楽しめていないような気がしてならない。彼は恐縮して飲む。だから私は居心地が悪い。「お酒飲むのやめようか?」という私の提言に意外そうな彼。「俺はこの時間が楽しいよ?」と。恐縮ではなく、味わっているそうだ。
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