ウミガメのスープ仕立て

みのるしろいし

なぞなぞ仕立て(前半)

美奈子:ねぇ。なんかゲームしよ。

宏人:え、ゆっくりするんじゃなかったの?

美奈子:お家でゆっくり過ごすんだから、家の中で出来るゲームはしようよ。

宏人:まぁ良いけど。

美奈子:ウミガメのスープとかどう?

宏人:美奈子、好きだよねぇ。

美奈子:出題する方がね!

宏人:出題だけなんだ(笑)

美奈子:宏人はもう慣れっこだよね?

宏人:おう!瞬殺してやんよ!

美奈子:じゃあ・・・これ!

美奈子:男は店に行き、入荷されていない旨を伝えられた商品を買って帰りました。どういうこと?

宏人:ほう・・・

美奈子:(モノローグ)フフッ、これウミガメのスープ風なぞなぞなんだけどね。

宏人:男はそれが欲しかった?

美奈子:答えに関係ないよ。

宏人:ふむ・・・じゃあ、そこは本屋さんですか?

美奈子:いいえ

宏人:家電量販店ですか?

美奈子:違うよー

宏人:服屋さん?

美奈子:違うねぇ

宏人:うーん・・・食料雑貨品店!

美奈子:いや、スーパーマーケットで良いじゃない。

美奈子:まあ、そこでも成り立つからはい。

美奈子:迷ってるねぇ?

宏人:タカハシトーカドー?

美奈子:店舗ブランドは答えに関係無いわー。

宏人:うーん・・・その商品は実際に入荷されてた?

美奈子:はい。

美奈子:(モノローグ)今日はやけに迷ってる、迷え迷えー

宏人:・・・裏取引?

美奈子:いいえ違います(笑)

宏人:だよなぁ・・・

宏人:男はお金を出して買ったんだよね?

美奈子:はい、出しました。

宏人:それは男以外も買える?

美奈子:はい、買えるよ。

宏人:それは僕もその状況になれば実際に買える?

美奈子:買えるって(笑)

宏人:ほぉ・・・でも入荷はされていない?

美奈子:いいえ。

宏人:えっ!?入荷されてるの!?

美奈子:入荷はされています!

宏人:でも店員さんは入荷されてないって言ったの?

美奈子:いいえ?

宏人:えっ!?

美奈子:入荷されていない旨を伝えた、だよ?

宏人:無い旨を伝えたのか・・・

美奈子:(モノローグ)流石に普段の宏人ならわかるはず・・・

宏人:あ!!!

美奈子:お!わかった!?

宏人:男はダイエットしようとしている!?

美奈子:へっ!?い、いいえ。

宏人:違うのかー!

美奈子:どういう思考?

宏人:入荷ゼロです。的な感じでゼロカロリーの物を入荷しましたよ的な話かなと。

美奈子:考え方は悪く無いよ!

美奈子:(モノローグ)むしろそっちの方が面白いかも・・・

宏人:えー、完全にクリティカルだと思った。

美奈子:もっとやわらかくして!

宏人:うーん・・・国は関係ありますか?

美奈子:ありません。

宏人:人数は?

美奈子:関係なーい。

宏人:男女は?

美奈子:関係無いよー!

宏人:えー・・・

美奈子:ちょっと今日は頭がカチカチだねぇ。

宏人:そうかなぁ?2人で過ごす時間だからフワフワはしてるんだけど。

美奈子:なら頑張ってよー!

宏人:はーい。

美奈子:で、次の質問は?

宏人:うーん・・・あっ!!!値段か!

美奈子:値段?関係ないよ(笑)

宏人:714円的な。

美奈子:・・・ないよってこと!?

宏人:中途半端だもんね(笑)

宏人:あ!わかった!

美奈子:キタキター?

宏人:・・・男はタイムセールの商品を狙っていたけどそれがなくて通常価格で買った!

美奈子:うん、全然違う!

宏人:違うのかー!

美奈子:値段関係ないって言ったじゃん。

美奈子:(くそ・・・答えがなぞなぞなだけにここまで時間かけさせてるの申し訳ない。)

宏人:そうか・・・なら、そのものか?

美奈子:おっ?

宏人:それはお魚ですか?

美奈子:違いまーす。

宏人:お肉?

美奈子:違うよー?

宏人:野菜?

美奈子:違うねぇ。てことは?

宏人:あ!デザート!

美奈子:おお・・・そうきたか。違う。

宏人:後は・・・フルーツしかなくない?

美奈子:・・・・はい!!!!

宏人:えっ!?フルーツなの?

美奈子:それくらいしかないでしょー?

宏人:フルーツ・・・・フルーツ?

美奈子:果物ともいう。

宏人:果物!

美奈子:えっ、そっちで食いつく?

宏人:そうか果物じゃん!!!なんで早く気づかなかったのか。

美奈子:もうわかったよね?めっちゃかかったよー。

宏人:答えは、店員は「入荷○○」と伝えて男は「○○」を買った!(○○は・・・埋めてね)

美奈子:正解!!!!

宏人:というかなぞなぞじゃないかー!

美奈子:私のオリジナル問題。めっちゃかかったね(笑)

宏人:くそー、めっちゃかかったわぁ。

美奈子:フフッ。ドヤァ

宏人:可愛い。

美奈子:問題に関する感想聞きたかったのに。まあ嬉しいけど。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る