『民も鳴かずば撃たれまい』

『民も鳴かずば撃たれまい』

『近未来フィクションである。』

　あるひ、やましんは、近所のうどんやさんで、こう言ったのである。

　『ああ、すうどん以外も一度は食べてみたい。』

　すると、すぐに、AI警官さまが、飛んできた。

　『やましん、逮捕する。』

　やましんは、仰天して言ったのであった。

　『な、なんの、罪ですか？』

　『国家保安法、『高望み防止条項』いはんである。』

　やましんは、半年間留置され、ばっきん、10万ドリムにされた。

　釈放ご、また、うどんやさんで、言った。

　『あのとき、きちねうどん、たべときゃ、よかったです。ははははは。』

　また、すぐに、AI警官さんが飛んできた。

　『やましん、逮捕する。』

　『ま、ま、ま、ま。なんの罪ですか。』

　『国家安全法『後の後悔条項』、違反である。』

　『にゃんと。』

　やましんは、１年間、留置され、ばっきん、20万ドリムにされたが、払えなかったので、さらに、1年延長留置された。

　釈放されたら、政府は解散していた。

　それからは、逮捕はされなかったが、AIさまは、相変わらず身辺に張り付いていた。

　しかし、年を取ったので、転んだりして、助けてもらう方が、より、多くなったのである。

　『災い転じて福となす。』

　🎊🎊🎊　　めでたし、めでたし　🎉🎉🎉