第27話 下着を買いたいユリナさん

「もう8時半だし、そろそろ夜ご飯食べに行かないとお店が閉まっちゃうんじゃない?」


服を物色中のユリナさんに、お兄ちゃんのケントさんが言いました。そうですね、本来ならば、すでに夕食を頂いている頃ですよね~・・・


でも、服は買ったものの、肝心の下着はまだですけど。


ショッピングモールも夜9時頃まででしょうし、時間がなくなってきました。


「じゃあ、下着はコンビニでも買えるから、ご飯を食べに行こう。」


ユリナさん、パンツはコンビニにも売っていることは知っていました。現代に生きていて良かった!


夜ご飯、皆さん地方のラーメンが良いとのことで、近くで見つけたラーメン屋さんに入ります。


日頃はマリちゃんがあまりラーメンを食べたがらないのですが、この日はクルマの中でラーメンの話をしていたので、意外とみんなラーメン気分になったようでした。ラーメンがスキなケントさんとシンちゃんには嬉しいチャンスです。


でもユリナさん、パンツを入手していないので、うわの空でした・・・


お店に入っても、コンビニで無事にパンツを買えるのか心配していました。


スマホでコンビニパンツ事情をチェックするユリナさん。


セブンイレブンの女性用下着はピンク色一択だとか・・・


ピンク色なんてヤダなぁ~~ってなりますよね?


ローソンには、無印グッズがありますから、どちらかと言えば無印かな?でも行ったお店で在庫がないとか、サイズがなかったらどうしよう・・・パンツを探してコンビニをハシゴしなきゃだったらどうしよう・・・


ラーメンはおいしいんですけど、気もそぞろでした。


ホテルへの帰り道、ローソンがありました!そして無事に無印のパンツもありました。黒ですけど。まあピンクよりはOKです。


ブラは・・・?ブラは諦めました。翌日になれば他のお店がオープンしますからそっちで買えば良いですしね。


さて、ホテルへ戻り、マリちゃんと大浴場へ行きました。そこでこんな会話をしているお姉さん達がいました。


「やばい、パンツ忘れてた~!私、前にも忘れっちゃってさ。」


わかる~!あるあるですよね!心の中で返事をするユリナさん。お姉さんは続けます。


「この前忘れちゃった時、履いてたのを洗って、乾かして使ったさ。」


あ~~、そっか!履いてたのを洗えばいいんだ~!


目からウロコのユリナさん。っていうか、まずそれ思いつきそうなのに気付かなかった!お姉さん、ありがとう✨


心の中で、パンツ忘れ常習犯のお姉さんにお礼を伝えました。


お風呂の後、お部屋に戻って下着を洗うユリナさん。翌朝少し生渇きでしたが、ドライヤーで乾かしました。ノーブラで過ごさなくても良くなりましたよ!


翌日、無事に下着類も買って、ユリナさんのご実家方面へ向かいました。時間が余分にかかってしまいましたけど、新しい下着も買えたし良かった、良かった✨


日頃からオッチョコチョイなユリナさんですが、シンちゃんは文句も言わずに付き合ってくれました。こんな時、怒る旦那さんだったらイヤですけど、だからユリナさんはシンちゃんのことが大好きです💛


ああ~、ヨカッタ、ヨカッタ・・・


♬まつりだ、まつりだ、祭りだヨォ~♬ まつりだ、まつりだ・・・


よろしければ皆さんも、ピンチの時はまつってみて下さいね♬

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