第12話 期末テスト 愛梨side

今日からテストが始まります 

そしてテスト中は隣の席に春翔くんがいなくて寂しいです


(いつも隣にいて横顔見えたのに今日は隣じゃなくてやる気が〜)


と思ったけど私は負けるわけにはいかない 

なぜかってそりゃ春翔くんにお願い事できるんだよ 

そりゃ本気になるよ


と話してたら1時間目になった

テスト科目は理科

私は苦手だったけど春翔くんに教えてもらい解けるようになった


(折角山本くんが教えてくれたんだから頑張るよ)


そして理科のテストが終わった 

今までで一番点数が良い自信がある


そして2時間目は音楽、副教科はそこまで難しくないので問題なしです


そして音楽も終わり3時間目は英語 


(私の得意科目きた〜 ここで点を取って山本くんに勝つ)


そして私は全問解けた 

自己採点では満点ですね 


そして今日のテストは終わった


私は春翔と帰りたいと思っていたら日川くんと結奈がクラスに来た


「春翔帰るぞ〜」

「オッケー ちょっと待ってよ」


と日川くんは春翔くんを誘って帰るようだった

私も誘ってもらえないかなぁ〜と考えていると結奈が


「そうだ 愛ちゃんも一緒に帰ろうよ」


と誘ってくれた私は嬉しかったけど本当に私で良いのかと思い


「私?」


と聞くと


「そう 用事があるならいいけど」


と言ってくれたので私は


「いえ別にないけど良いの?」

「もちろん」

「じゃ四人で帰ろう」

「了解」

「オッケー」

「おうよ」


そして春翔くん達と帰ることになった


(やった〜 今日一日山本くんと隣じゃなくて寂しかったんだよね)


と考えていたら急に恥ずかしくなってきた


(なんか私山本くんに嫉妬してるみたいな感じになってない ダメダメ山本くんに嫌われちゃう)


そしてクラスを去ろうとした時

クラスの男子からは山本ずるいだの言われていて私は少しイラッとした


(なんで私が山本くんと帰っちゃいけないの? そんなの私の自由じゃん)


とそんな事を思いながら靴を履きみんなと帰った


そして帰りながらこんな話になった


「みんなはテストどうだった?」

「俺はそこそこだな 勉強会で教えてもらって良かったわ 正直英語はキツかった」

「わかる 愛ちゃんが教えてくれてなかったら解けなかったよ」

「そうだね 僕も同じ気持ちだった 今まで解けなかったのが解けて心の中でやったーって叫んだよ」


(か か かわいい〜)


「春くんらしいね でも良かったね これで満点なら最高じゃない」

「うん」

「「中川さん(愛ちゃん)ありがとう」」


と三人にお礼をされてしまった


(山本くんにもお礼言われた〜)


と嬉しくなった

そして私はこう返す


「そんなみんなに言われるなんてでも喜んでもらえて教えた甲斐がありますよ」


と照れながらも言うと春翔くんは何故か少し顔を赤らめていた


そして私は春翔くんにこう言う


「私は理科がいつもより解けて嬉しかった 山本くん教えてくれてありがとう」

「俺もやな 意味がわからないし単語覚えても意味がわからなかったからな 春翔のお陰で理解できて解けたわ、ありがとな」

「私も春くんに教えてもらって良かったよ いつもより成績上がったと思うよ ありがとう」

「もう そんなにありがとう言わなくてもいいのに」


と春翔くんは顔を赤らめて照れていた


(かわいいーーー!)


そして結奈が


「また春くん照れてる」

「もうこれは慣れねぇんじゃね」


と二人が言うので私は


「山本くんはそのままでいいと思うよ」

「愛ちゃんの意見に賛成」

「俺も中川さんの意見に賛成かな」

「もうやめてよ」


とみんなで言うと春翔くんは恥ずかしさが限界になり顔を隠ししゃがみ込んでしまった


(かわいいーーー 照れてる時っていつもと雰囲気が変わって子供っぽくなるのが良いのよね)


「道端でしゃがんだら邪魔になっちゃうよ」

「もうみんなが悪いの」


と春翔くんが言うそうすると日川くんが


「ほら手を貸してやるから立て」

「もう なんで僕が悪い感じになってるの」


と頬を膨らませ怒る春翔くんに私は


(怒り方女子じゃん なにあれ可愛すぎないか もしかして狙ってやってる?訳ないか 素であんなに可愛いの反則だよ〜)


と私は心の中で叫んでいた

そして結奈が


「春くんごめんって、だって反応が可愛くて」

「俺もすまんかったな悪ノリしすぎたわ でも反応が可愛いって意見に俺は賛成だぞ」

「私も反応が可愛くてつい ごめんなさい」


春翔くんの機嫌が中々なおらないので私たちは謝った

そして日川くんが


「最終日に数学があるから頑張るぜ」

「私も折角春くんに教わったんだからね」

「私も頑張るよ」

「みんな頑張って数学上位10位以内を目指そう」


と春翔くんが言い別れた

私は


(山本くんには申し訳ないけど一位をとらせてもらいます)


と心の中で誓った


次の日も昨日と変わらずテストをして帰りは春翔くん達と帰った


最終日のテストが終わったらクラスの男子がこっちに来きた


「ねぇねぇ中川さん 今日みんなでテストお疲れ様会やるけど一緒に来る?」


と聞いてきたので私は


「先約があるのですみません」


と言い断った 


そう実は今日春翔くんと結奈、日川くんと四人でカラオケに行く予定なんです


「そっか〜 残念」

「本当にすみません」

「いいよいいよ気にしないで急に誘ったのはこっちだし」


そして誘った男子は少し悲しそうにお疲れ様会に行く子達の方は向かった


(本当にごめんね 私山本くん達と行きたいから)


と心の中で言い訳をしていたら結奈がやってきた


「春くん、愛ちゃん準備終わった? カラオケいくよ」


と聞かれたので


「私は大丈夫だよ」


と答え春翔くんも


「僕も」


と答えるとクラスの男子達がずるいと言い始めた

私はまたイラッときたが結奈が


「先に約束しちゃってごめんね」


と言うと


「川谷さんが言うならしゃーねー」


と言った 


そうなぜか結奈は人気者なんです 

私ならまだわかりますよ彼氏がいるわけではないですし、でも結奈は彼氏がいるじゃないですか素敵な彼氏さんが、なのに言い寄ろうとしてる子が何人かいて、私は人気者になると恋愛も自由じゃなくなるんだなぁと思った

私は大丈夫かな?


そしてその後日川くんと合流する

と日川くんが


「よっしゃ〜 テストが終わった」

「そうだね 今回は春くんと愛ちゃんのお陰で今まででいい点数取れそうだよ」

「俺も」


と二人は春翔くんにお礼を言っていると春翔は


「良かった 僕も教えたから理解が深まったしお互い様だね」


と言うので私も


「山本くんの意見に同意かな」


と答えた


「そう言ってもらえるとありがたいかな」


と話しながら近くのカラオケ屋に向かった

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