第2話 図書室で勉強
放課後になりいつものように図書室で勉強していると、そこに愛梨がやってきた
「山本くん勉強?」
と聞かれたので僕は
「はい もうすぐテストですからね」
と答えた
「ふ〜ん そっか」
そう愛梨は言い
「ねぇ明日もここで勉強するの?」
と聞くので僕は
「はい そうですね」
と答えた
そうすると愛梨が
「じゃあさ 明日私も一緒に勉強やってもいい?」
と聞かれ
(えっ なんで中川さんが僕と一緒に勉強しようと思ったんだろう?)
そんなこと考えてたら
「ダメ?」
と可愛く首を傾けながら言われ
(そんなんされたら断らないって)
「もちろんいいですよ」
と答えた
そしたら愛梨は小さい声で
「やった」
と呟いた
(なんか聞こえたような気がするけど聞き逃した)
と思い
「なんか言いました?中川さん」
と聞くと
「なんでもないわ」
と顔を赤らめながら答えた
そして愛梨が
「じゃあ 明日の放課後、図書室集合で」
と言われ
「了解です」
と答えた
そして愛梨と別れて一人で勉強を始めた
☆★☆
次の日の放課後
図書室へ向かう
そして先に待っていると後から愛莉がやってきた
なぜ一緒に来なかったかというと
愛梨は人気者でいろんな人と喋ると言うより話を聞いているので
僕はクラスで喋る友達がいないので先に来たというわけだ
「お待たせ山本くん」
「いえ大丈夫ですよ」
と答えた
正直緊張している
(上手く喋れるだろうか)
そんなことを考えていると
「どうしたの?」
と顔を覗き込んできて思わず
「わぁー」
と叫んだ
そうすると愛莉が
「ごめん脅かすつもりはなくて」
と申し訳なさそうに答えた
僕は
「いやこちらこそすみません」
と答えた
そして勉強を始めた
「ねぇ山本くん 得意な教科って何?」
と聞かれて僕は
「そうですね 理系の科目は得意ですかね 逆に国語や英語とかは苦手です」
「えっ私と逆だ 私は国語と英語は得意 数学や理科は苦手」
(そうなんだ 中川さんでも苦手な科目あるんだ)
とそう思った
そしてこんな提案をしてみた
「そうなんですね 理系であれば教えれますよ」
と言うと愛梨は
「えっ本当 是非お願い」
「わかりました じゃあやりましょう」
こうして僕は愛梨に理系科目を教え始めた
筋がいいのかわからないがすぐに理解してくれた
「ここの数式これであってる?」
「はいバッチリです」
「良かった〜 山本くん教えるの上手いね」
「いえ中川さんの理解が早くて完璧なだけですよ」
「そんなことないよ 山本くんは教えるのが上手いの そこ自信もと」
こんな風に言われ恥ずかしくなってきた
褒められ慣れていない僕にはどう返事したらいいかわからないので
「はい」
と答えた
これ以外の言葉が出てこなかったのだ
そして愛梨から
「ねぇねぇ山本くん LAEMやってる?交換しない?」
「はい やってますけどいいんですか?」
「そりゃもちろん クラスの仲間だしね それに・・・」
「それに なんですか?」
「今の聞かなかったことにして」
と顔を赤らめ答えた
どうしたんだ?と思いながらLAEMを交換した
「今日はもう下校時間ですし終わりましょうか」
「そうだね じゃ また明日」
「はい また明日」
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