絶対神は少女だった
容疑者six
第1話「新たな長」
ここは天界、神々の世界である。ここでは様々な多種多様な神が存在する世界。
5年前、そんな天界で事件が起こった。地球が生まれるよりも、さらに昔より神々を治めていた最強にして絶対神「ゼウス」死亡した。
〜5年前〜
「我は、もうじき死ぬだろう…長は…我の…」と、言いこの老人は血を吐く。
ベットの上に横たわり、大勢の者に見つめられている、今にも死にそうな老人…なのだか、少し神々しさも感じる。そう彼がゼウスである。
「父様、長の事など気にするでない、私達がしっかりと跡を継ぎます」
ゼウスへ親しそうに話しかけ、手を重ねる。
「そうか…ならば安心…だな…」その瞬間ゼウスは死亡した。最期の顔は…笑顔だった。大勢の神に看取られ亡くなった。
〜現在〜
「うるさい‼︎ヒック」
酒屋で、ビール瓶を、机に叩きつけ、泣き叫ぶ少女が居た。背は低い。150CMもないだろう。
泣くごとに腰まで伸びる長い髪が揺れる。ボサボサの髪からはだらしなさも感じるが、神々しく、恐ろしいオーラも同時に感じてしまう…
彼女の名は、アプロ、ゼウスの跡を継いだ…
新たな神々の長である………
〜5年前(ゼウス死亡後)〜
ゼウスが死んだ後、神々はゼウスの2人の息子
「アポロ」「テミス」のどちらかが継ぐと考えていた。しかしどちらが継ぐかは決まっていなかった。
人々を助け誰にでも平等にに優しい兄アポロ
その圧倒的とも言える力を使い、人々に罰を与え、弱き者を助ける弟テミス
この2人の長の座を巡り、天界では戦争が起きようとしていた。そんな時…
「私の娘はゼウスの子よ!」という女が、いた
調べた所本当にゼウスの娘だった。隠し子というやつだ。
しかしその娘は今まで特に目立った功績は上げていなかったため、神々の戦争を止めることはなかった。
ゼウスが死に、1年が経つころ戦争が起こった。しかし、1日後戦争は終わった。
アポロ、テミス、両方とその仲間が向かい合う形になり、戦争が始まった。
「うぉーー!突撃ーー」などと叫び声を上げ、様々な攻撃を仕掛けていた。
しかし、その上空の小さき少女が、放った一言で全体で全体が静かになった。
「黙れ…」特に威圧した様子も無い。しかしその声を聞くと上位の神以外は、戦意を喪失した。ゼウスの2人の息子達は、一旦休戦と言わんばかりに彼女の方へ飛んでいった。
「おやすみ、これで争いは終わるから」
という言葉と共に、息子達は眠りについた。
この瞬間、神々の長は彼女、アプロとなった。
絶対神は少女だった 容疑者six @NeruNetai
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