『霊魂の滞留と、爆発』
やましん(テンパー)
『霊魂は、滞留し、爆発する』
まさに、霊魂は、滞留するのだ。
それは、やたらには、動けない。
深い恨みや、悔恨の場所にしがみつく。
とはいえ、そうした場所は、住みやすいわけではない。
苦しみのみが、溜まり続ける。
苦しみの上に、苦しみが積もる。
箒ではいても、なくならない。
電気掃除機で吸っても吸いきれない。
超真空掃除機でもダメだ。
はたきでも、ダメだよ。
いったんは空中に散っても
また、降り積もるからだ。
桜が咲いたら
花見に行く。
花火がうち上がれば、じんわりと見学する。
除夜の鐘が鳴れば、じっと聞き入る。
しかし、無くなりはしない。
さいごに、霊魂は爆発する。
ツァーリボンバも吹き飛ぶような爆発を。
それは、全てのものを照らし、
全てが明るみに出る。
霊魂は、焼ききれる。
霊魂に、火をつけてはならない。
静かに、暖めながら、冷やしてやりなさい。
誰もが忘れても、
霊魂は忘れない。
忘れられない。
最後の爆発をしてしまうまで。
れい、こ〰️〰️〰️〰️〰️ん‼️😡💣️⚡🍄✨🍿🦊
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『霊魂の滞留と、爆発』 やましん(テンパー) @yamashin-2
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