第22話 文化祭からの
部活の練習してる時からその彼が私を好きだと言う話を聞いた
出来れば聴きたくなかった
聞いてしまったら反応に困るし芝居にも影響が出てしまう、遠慮しちゃう
でも那智は知らないままでいてね、と友人から
知らないままでいてねってそれなら話さなくていいのに…
文化祭も終わり、公演は午前午後の2回づつを2日間。充実した
はて、クラスの出し物ってなんだか忘れてる
冗談ではなく記憶にないほどクラスのものに興味がなかったのかもしれない
元々クラスの団結力はなかったから
文化祭が終わり、少しずつ片付けが各自終わった頃例の男の子から呼び出しが
あー、これ、あーそっか
と思いつつつ三階の踊り場で告白をされた
決して悪い人では無い、むしろ優しい
でもそれ以上何も知らない
何も知らないのにつきあうの?と私の中で疑問があって
数日かんがえさせて、と1度は止めて演劇で一緒だった子達に話してみたら、ほらやっぱり終わってからの告白だったーと
私はそれまで中学の彼以外仲良くなったことがなかったので少しづつ知っていきたいということでお付き合いを始めた
きっと彼は幸せだったろうけど正直私には分からなかった
まだ引きずっていたから
でも一緒に下校したりゲーセン行ったり彼の友達(紹介してもらったりでそれなりに楽しかった
高校2年となれば性について興味があるかと思う
もっと前かな中学くらい
でも私は全くなくてだから西川が電車で肩に頭乗せてきたことにゾワゾワしてしまったのだ
本来なら可愛い甘えてくれてるとか思うはずなのに、と今更になって考える
私に異性と付き合うとか合わない
と言うより好きな人じゃないと幸せにはなれないと思い
友人感覚から抜け出せないことに謝りつつ別れた、3ヶ月
その間手を繋いだりキスもした
でもそれ以上はなかったし私も考えてはいなかった
彼がどう感じていたかは分からないけれど
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