第20話 文化祭

2年になっても何も変わらず過ごしていた

クラス替えはあったもののほとんど同じ人

特に話さないしいいかと


そう、私の学校はバイトが禁止である

バレたら停学で済んだのかなわからないけど

私は入学して5月には家の近所のお店でバイトを始めた

だから放課後に友達と遊ぶという機会があまりなくそこはマイナスだったと思う

それでも毎月お給料入るしバイト先の人はみんな優しいし店長は初めの頃は厳しかったけど覚えていったら任せてくれるようにもなった

家からも近いし1度帰って着替えて自転車で向かう

大学生もいたし知らない世界の話も聞かせてくれてとても楽しかった

でもそんな大学生たちも就活で出勤が少なくなり話す機会も減ったりと仕方ないことだけど寂しかった

とにかく働いた分だけちゃんとお金が貰えることに安心していた

接客業だったけど恥ずかしさとか照れもなくいらっしゃいませ、ありがとうございましたも初めから言えた

私は平日の2日間と人が足りない時の土日で土日は少し時給もいいから遊ぶより余程良かった


ある日曜日の昼、お客さんが来た

いつものようにいらっしゃいませーと何気なく声を掛け相手を見たら中学の同じクラスの男の子だった!

わあ、久しぶり、元気してた?とお互い少し話してその彼も近所のガソリンスタンドでバイトしてるらしい

だからツナギ着てるのか

用事も終わりまた来るねとバイバイして

店長が知り合い?て聞いてきたから中学のクラスメイトですって言ったらそれなら安くしたのに〜って…

じゃあ次から8かけにしますねと許可をもらった


学校と家とバイトだったけど私には足りていた

夏休みはたんまりと稼がせてもらってありがたかった

さあ、夏休みが終われば体育祭に文化祭

体育祭はほぼ、さぼっていた

担任に呼ばれても居ないふりを続けて

体育祭は無事?終了

さぁ次は文化祭、特にクラスの出し物に興味はなかったが演劇部のクラスメイトの女の子がどうしても人が足りなくて出て欲しいと

初めは渋ったが他にも中学からの友達も参加するということで参加することに

そこでまた新たな出会いが待っていた

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