夢の片鱗

アラママス

繰り返される奇妙な夢

 私はよく、同じ奇妙な夢を見る。

 強制労働をしている鉱山で鉱夫として働いている、という夢だ。

 そこは安全管理もなっていなく、支えが素人目でも不十分だと分かるくらい細い。これではいつ崩落してもおかしくはないだろう。

 そこで採掘されるものは夢を見る日によって違う。石炭、鉄鉱石、銀など、ありとあらゆる鉱石が産出される。

 その鉱山は全て同じ岩の色をしていた。同じ形の地層だった。もしかしたら、全て同一の鉱山なのかもしれないが、鉱山に入っているところから始まり、中で終わるので私にはそれを知る術はない。

 そこで掘っていると、夢の終わりには謎の光り輝く功績に辿り着く。なんだろうと思ってみていると、背負っていた鞄の中にある何かが反応している。

 その機会を見ると、数字はよく覚えていないが単位はSvだった。ガイガーカウンターだろう。つまり、毎回なんらかの放射能を見つけて夢が終わる。

 あるとき、また同じ夢を見たら、その続きがあった。私と一緒に掘っていた人とで鉱山を出て、管理人に連絡をした。

 そうしたら、その鉱山は閉鎖になったのである。

 それからその夢は見ていない。

 もう1年以上前なので、記憶に残っていた『譛峨j菴吶k螟「縺ョ繧ォ繧ケ』をまとめて、繋ぎ合わせてみた。どうだろう、きちんと物語になっただろうか。

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夢の片鱗 アラママス @kakugogo

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