浮気してしまった彼女が全て失った話
くろせ
浮気してしまった嫁が全て失った話
ほんとに....ごめんなさい....(泣きながら土下座)
「謝るなら最初からしなければいいのに」
最近...一緒にいれなかったり..して...寂し..くて
「寂しいと他の男に股開くんだねぇ」(煽るように)
好き..なのはあなただけです!ほんとに!ほんとに!ごめんなさい....私が馬鹿でした、失って気づきました!だから、離婚だけは....
「好きでもない男に股開いたくせになぁに言ってんだか」(嘲笑うように)
もう..二度としませんから!...お願い....します(掠れ声)
「今後するしないじゃなくて今したことが問題なんですけど?」
別れ..るのは...別れるのだけは....嫌....です
「続け..るのは...続けるのだけは嫌でぇーす」
(彼女の真似をするように)
ひと...りに....しないでよ....一緒にいてよ.....お願い...だから....
「馬鹿だなー、お前は笑、お前には間男がいるじゃないかぁー」(今まで見せたことない超かっこいい笑顔で)
なん....で...よ...あなたが....いな...いなら..私もう死ぬ.....
「そこまで想ってる人がいるのに死ぬなんて酷いねー、お前人間じゃねぇ!」(どっかで聞いたことあるような..)
お...ねが..いです....許して...ヒグッ.. だ...さい
「うーん、いいよ」(何か企んでるような顔で)
え....?いいんで...すか?.....ウグッ....うん....私...頑張るね...大好きだよ...(旦那に飛びつく)
「汚いっ!触らないでよ。」
えっ.....あ.嫌...だよ..ね...こんな...汚い女...でも..ね?貴方の為なら何でもするよ?....あ..そうだ..コレ(棚からあるものを取り出す)
「ん?通帳?」
うん....これ....私が今まで貯めてきたお金だよ、その..ね君に全部あげる。私には必要ないし、君に使ってもらえるのがなにより嬉しいと思うから...(モジモジしながら)
「っ?!こんな稼いでたのか....」そこに書いてあったのは二十代の間じゃ到底稼げないであろう額だった。(適当に額は決めて下さい)
私...ね....配信者として...活動してたこともあってね..その..いっぱい頑張ったんだ!君の為に....
「なのに浮気はするんだね」
.....そ..れは..ごめんね..ヒグッ(また泣き出し)
許されないことをしたよ、でも、また君といたいからやり直したいから...
お金...足りないかな?...私、君の為なら何でもするよ!その...離婚以外なら!だから、これ(手作りの券を渡す)
その...即席で作ったから汚いかもだけど....何でもしてあげる券だよ.....(初音ミクみたいなキャラクターが書いてあり)
「え、凄いな、これ」
そ、そうかな?、えへへ....やっぱり君に褒められると...嬉しいな(照れ顔で)
「あー、うん、そうか、よかった」
うん!あ...その...さ..お風呂...沸いたから...一緒に..どうかな?
「え?嫌だよ、間男の○○とか着いてる君に触れたくないけど?」
......っ...ちゃんと洗い流したよ?やっぱり嫌だよね...うん...お風呂入ってくる...(また泣き出し)
「はぁ...疲れるなぁ....こんな生活いつまでも続くわけないだろうが...」
寝室にて
ね..ねぇ..一緒に..寝てくれないかな?...君が嫌なのは分かってるよ?でも..ね大好きなんだよ..だから触れたいんだよ..君の温もりに...
「あ、このベッド処分しないと...間男と寝てたやつだもんな、危ない危ない」(嫁には聞こえない声で)
ねぇ...聞いてる.....かな.?
「え?なんか言った?ちょっとコンビニ行ってくる、話は後で一杯聞くよー」
え...ちょ..待って..行っちゃった....やっぱり私のこと好きじゃなくなっちゃったのかな...辛いな...こんなことになるなんて....もう..嫌だな...大好きなのに....ちゃんと帰ってきてくれるかな?不安だよ、男君がいないと...嫌だよ...(泣き声で)
1週間後
まだ.....帰ってこないな...やっぱり私のこと嫌いになっちゃったんだよね...ほんと私って馬鹿だなぁ..もう..死んじゃお..(台所から包丁を持ってきて)
うん...湊君に宛てた遺書も書いたし、これでいいよね、じゃあね、大好きだよ...
ガチャ(ドアが開き)
「ちょ!何してんだ!」(包丁を取り上げる)
え.....どうして湊君が?....私のこと嫌いになったんじゃないの?(辛そうに)
「いつ、誰が嫌いになったなんて言ったんだよ、ったく愛してるっての」(不本意ながら抱き寄せ)
ふえっ......うっ...うぁぁぁぁぁぁぁぁぁん....(勢いよく締めてくる)
「よしよし、ごめんな、待たせちゃって」(頭を優しく撫でる
ううん....大丈夫だよ、大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き!ねえ?大好きだよ?
「うん、俺もだよ....ぷっ」(笑いを抑えながら)
今日は一緒に寝てくれる?
「ああ、勿論さ」
やった!ふふふ、嬉しいなぁ、うへへ、あんなことやこんなこと....ぐへへへぇ
「......そろそろだな」(呟き)
ん?何か言った?
「んあ?いや、何も無いよ、早く寝ようか」
うんっ!寝よ寝よ!腕枕して欲しいなぁ、なんちゃって笑、あああ、嬉しすぎるってぇ!(ベッドでグルグル回る)
「最悪だ...間男ベッドに踏み入れてしまった」(心の声)
一夜明け 朝
「仕事行ってくる」
うん!いってらっしゃい!気をつけてね!あっ、行ってきますのちゅーしよ?...あっ...ぶぅ..ケチなんだから..
買い物にて
ふんふんふーん♪....あれ....湊君だ.....えっ...あそこって...
嘘..だよね..うん..私の間違いだよ!家に帰ろっと...
次の日
今日は美味しいもの作ってあげよーっと....ふふっ....えっ.湊君だよね?また..あの女となにしてるんだろ?えっ....キス...した....?ドサッ(買い物袋落とし)
家
ねぇ!湊君!これ!どういうこと!(さっき撮った写真を見せる)
これって、浮気だよね?!ねえ?!どうして!どうしてこんなことするの!許せないよ!私の何がいけなかったかな?!
「お前さ、何にキレてんの?」
えっ....そりゃ...浮気したことだよ!だって、私という嫁がいるのにもかかわらず他の女の子にキスしたり、ハグしたんだよ?!ダメだよね?!
「それってさ....お前もしたことだよな?」
それは...もう謝ったじゃん!ごめんねって!今でも許されないと思ってるよ!だから!君に尽くすって決めて今を楽しく過ごしてるの!君と一緒にいられるから!
「はぁ、じゃあ....離婚しようぜ」
なん....でよ.....それは違うでしょ!離婚なんて絶対しない!君が離れたくても私が離さないから!
「面倒くせぇなぁ、お前さ、自分が浮気した時、なんて言ったか覚えてるか?彼氏のより気持ちいいですって言ったんだぜ?...まさか覚えてないなんていわないよなぁ?」
それは....!...その場で言ったことで....その...!ほんとに思ってないし!君の方が気持ちいいし!私は君しか見てないよ?!信じてよ!
「あぁあ無理無理、あのさ、俺が言いたいのはさ、浮気した奴がそういうのにうるさく言うなって話な訳」
えっ....だって...湊君許してくれたじゃん!....いいよって!言ってくれたじゃん!私、どれだけあの言葉に救われたと思ってる?!凄い嬉しかったんだよ?!
「あー、なんだ、勘違いしてるみたいだけど、正しくはお前のことなんて知らないよ、どうでもいいよってことだよ」
......っ..なんでそんなこと言うの?私のこと嫌いになっちゃった?ねぇ...ヒグッ....ごめんなさい...浮気しても...いいから..最後に..私のところに戻ってきてくれれば...それでいいから...だから離婚はしないで...下さい....お願いします..
「俺さ、あの子と再婚する予定でさ、早く離婚して欲しいんだよね、だから、これ書いてくんない?」(離婚届出し)
そん...な....酷いよ.....ねえ....ごめんね..許してよ...嫌だよ..離婚なんてしたくない!嫌だよ!ごべんねっ!ヒグッ..ごべんなざい!ごべんなざい!ウグッ....一生一緒にいるがら....傍に...いるがら....ゆるじてよ.....
「そんじゃ、俺はこれで....じゃーな..君も幸せになってねー」
あああ..........君以外の人なんて...いるわけないじゃん...
そうだ...死のう...君のいない人生生きてて辛いだけ....
よいしょっと..(包丁を出し)
愛してるよ...永遠に....グサッ(胸に刺さり)
最後に.....抱きしめて..愛してるよって言って欲しかったなぁ.....
浮気してしまった彼女が全て失った話 くろせ @kurose11
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