第3話 ネビュラー

次の日、土曜日の早朝。僕は何事もなく通学することができ、改札ではPCBID認証をして通り抜けることができている。しかし、昨日はどうやって家に帰ったか覚えていない。気づくと、今朝自分のベットで目を覚ましたのだ。


***


昨夜、私は彼を殺さなかった。私の全力の攻撃を軽々と躱し、内臓が貫かれていても正気を保っていたからだ。


このゲームでは参加者全員に初回、1,000,000のネビュラナイトポイントとレディアンスと言われる特殊能力が付与される。


得られたネビュラナイトポイントでは主に3つの使い方がある。一つ目は、そのまま仮想通貨として使うことができる。1NP1円の価値がありネビュラナイトカードの発行を申請するとどのお店でも決済が可能だ。


二つ目は、能力強化に消費することができることだ。ネビュラナイトポイントを消費すると消費した分だけ細胞が活性化され、その人の身体能力や知力を強化させる。


どういう仕組みだかよく分からないが、一応PCBのニューラリンクによってニューロン細胞の構造に変化が施されているとか。


そして三つめは、願い事だ。このゲームには、ネビュラナイトという未知の鉱石があり、それに何かを願うと本当に実現するといわれている。私はネビュラナイトポイントでこれと交換するためにポイントをためているが、突然の出費もあって長い道のりだと感じている。


次に、レディアンスという特殊能力についてだが、これは、攻撃性能と防御性能の両方を兼ね備えていて、使う人次第では、誰も想像がつかないような大技を繰り出すことができる。


私の場合は、金属を自在に操る能力で、生成したり、消したり、形を変えたりなどすることができる。


これらのことを踏まえて、彼はまだポイントを消費していないにもかかわらず、何かしらのレディアンスで自分を守ったり、私と同じ速度で走り回っていたことから、私は、彼には相当なポテンシャルがあると判断した。


むしろ、あのまま攻撃を続けていたら、私の体力が枯渇していただろうし、何かしらのきっかけで攻撃手段が覚醒されていたら、間違いなく負けていただろう。


だからあの後私は、弱っている彼に漬け込み、BBのフレンド登録をしてなんでも私の言うことを聞き入れてくれることを前提に、私自ら降参することにした。もちろん彼はうなずくことしかできなかった。


…まあ、受け入れてくれたからよかったけど、瀕死状態に持ち込めてなかったら危なかったかも。


そして、降参して抜き取られたネビュラナイトポイント52,006,004,572,431NPが彼の方に加算された。つまり私は元々、104,012,009,144,862 NP、大体100兆分のポイントを保有していたのだ。


さらに、私の順位は7位だったところ、15位まで下がり、彼は586,724位から一気に14位に昇ってしまった。


100000位以降からはランカーと呼ばれ、7001位までは、ブロンズ、シルバー、ゴールド、に分けられ、それ以降は約1000位ごとに、プラチナ、ダイヤモンド、エメラルド、サファイア、クリスタル、スターライト、グランドマスター、100位以降になったものは、エターナルというようにランク付けされている。


その中で1兆NPのボーダーラインを超えた上位20名がネビュラーと呼ばれていて、各ランクごとにその名の称号とバッジが与えられる。


このエターナルとネビュラーの境目ではネビュラナイトポイントの差が圧倒的に開いている。


今後ネビュラーに到達する者が現れることなどありえない話であったが、今回の変動でネビュラーのボーダー順位が21位となってしまった。


このスコアの変動に、BBプレイヤー界隈では前代未聞の大ニュースとなり、その新人ランカーについて注目が集まっていた。



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E-mi-ru:

どういうことだ?新人があの無敗の嬢ちゃんを倒したってか?

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Nokogiri:

やばいぞ、すげえ新人きた!60万位からいっきにランカーの域きちまったぞ

nar.jp/img/8h32f9fhXG.png

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Sannosuke:



彼は私が想像以上のランカーとは知らずに頭を縦に振ったのだろうが、当然界隈で騒がれているのも自分の順位が飛躍しているのも彼は全く知らない。


私はBBLabというBB公式ポータルサイトを閲覧しながら彼にまつわる反応や噂を眺めていた。


想像以上の盛り上がり具合に、私は興奮を抑えきれなかった。


ランキングを表示させると、一位から順にプレイヤー名と順位アップの際に獲得したポイントと累計のポイントなどがそれぞれ表示されている。14位を見るとまるでバグを疑ってしまうほど面白い数字だった。


***


僕は電車に揺られながら、呼び出した携帯端末で、ちょっとした育成ゲームをして遊んでいた。


学校の最寄りの神保町駅に到着すると、荻野とちょうど同じ時間の電車に乗っていたのか、反対側の階段から荻野が出てくるのを見つけた。


こちらに気づいた荻野は心配そうに顔をしかめこちらによって来て声をかけてきた。


「おいおい、昨日連絡ないし、変なとこにずっといるから心配したぜ。結局あのゲームはやらなかったのか?」


今の時代友達と位置情報を共有するのは当たり前だ。


だから、何かあればいつでも助けが呼べるのでそこまで心配する必要は無いが、昨日は電話すると言ったものの、連絡をしなかった。


さらに僕の昨日の位置情報は第三者からしてみれば、学校に数時間居座り、家に帰ってからすぐコンビニを通り過ぎ行き、その後裏路地を3時間ほど徘徊しているのだ。


こんな情報を見てしまっていたら、何をしていたのか気になるのも当然のことだろう。


「ああ、今更考えてみたらちょっと怪しいなと思って、やめたよ。」


さすがに、友達とはいえ命を賭けた危険なゲームだったなどと軽く言えたものでもないため、昨日のことはとにかく黙っておくことにした。


「そうか、それならよかった。メールも消しとけよ?この時代に、バックドアなんてあるわけないけど、万が一それがあるとおもうと怖いしな。」


「わかってる。もう消したから大丈夫だよ。」


僕は少し微笑みながらはっきり言うと、頭に手を組んだ荻野は安堵したように肩を落とし、話題を切り替えた。


「そういえば、今日あいつ来るのかな。」


あいつとは、僕ら剣道部の外部コーチで鬼の練習メニューを提示してくるが、全国大会出場経験を持つOB生徒でもあるのだ。


「土曜日だしそりゃ来るだろ。でも、あいつの稽古きつすぎるからやだなあ。」


僕が嘆くと、荻野は背中を強く叩いてきた。


「よく言うぜ、お前毎回余裕そうじゃねえか。最後の練習試合でもあいつと渡り合えてるし。」


「痛たっ…あのな?だれでもなあ、きついものはきついんだ!」



しばらく話しているうちに、学校の道場についた。道場に入ると、汗が染みついた、畳と木材の芳醇で異質な香りが鼻を徐々に刺激してくる。


荻野は換気扇をつけてから、急に叫んだ。


「おい、換気扇なんでつけてねえんだよ一年!窓もさっさと開けろ!あと、畳も上げるぞ!」


慌てた一年生は、窓を一斉に開けた。


僕と荻野は高校二年生だ。後輩の一年生を指導しながら、毎日稽古に励んでいる。


今日は坂口先生の外部コーチと一緒の稽古だ。


坂口先生が道場に来る前に、僕たちはアップを済ませて、いつでも稽古を始められる状態にする。


先生が来てからは、毎週やる地獄のメニューをこなしていき、昼を過ぎると練習試合が始まる。


僕は後輩たちと立ち会うと毎回すぐ勝敗がついてしまうため坂口先生と当たるのだが、当然歯が立たない。


一応一本取ったりすることはできるが、圧倒的に筋力や経験に差があり、基本は守ってばかりだ。そうでないとすぐに二本とられてしまう。


「始め!」


僕と先生は立ち上がると互いに間合いを詰めた。


しかし、今日はいつもと違った。いつもは、守ってばかりでどうやって勝ち筋を見つけるか必死に考えていたのだが、今日はいつもより先生の構え方に少し隙があるように見えるのだ。当然勝ち筋が見えてるわけではないが、何も取られる気がしない。


先生は僕と目が合うと、嬉々とした笑みを口角に漂わせていた。


竹刀の重なる音が静かに道場を走っていく。


先生は僕を試すかのように仕掛けてきた。その動きはほんのわずかの視線、足や腕の筋肉の動きで予想がつく。


先生の竹刀が動いた瞬間、僕も竹刀を動かした。僕は小手をめがけて体を前に出した瞬間、それに気づいた先生詰める間合いを変え、鍔で僕の竹刀を返し、鍔迫り合いになった。


「面!」


「小手!」


その一瞬の動きで微かな風圧と威圧が、周りで見ている人たちを襲った。


「ゃあああ!」


発声の後に見た先生の表情は、とても生き生きとしていた。


僕も発声する。


「ゃあああ!」


僕は、まるで先生と対話をしているような気分にさせられた。


今までは、ただその瞬間の隙を探し求めるだけだった試合が、二手、三手先、あるいはもっと先の手まで考えられる。


お互いの駆け引きで、次の行動が決まり、その先の行動も決まってくる。その流れの中で、裏をかき、乱すことで駆け引きの面白さが増してくる。


僕は今まで感じたことのないこの心が通じ合っているような感覚に、少しずつこの勝負が楽しくなってきた。


数分にわたり試合はお互いにまだ一本も取っていない状態が続いていた。


結局のところ、僕の体力が底をつき動きが鈍ってきたところで、一本取られてからすぐ時間切れになり、勝敗が決まった。


たった五分間の試合だったが、とても長くて短い時間に感じられた。


道場の端に座り面を取ると、荻野がやってきた。


「おまえ、あいつと互角だったじゃねえか。一体どんな練習したら、あんなふうになれるんだか。」


荻野は隣に座ると、呆れたポーズをとりながらも、目を輝かせてほめてきた。


そんな彼だが、彼も相当な実力のあるのだ。先生と試合をするときだって、ほぼ互角に竹刀を交わしている。


「お前もあいつと、十分に試合できてたじゃないか。」


「お前ほどじゃねえって、俺なんかその場しのぎだし、先生の隙を探すので精一杯だぜ。」


先生と生徒では、体格的にも経験値的にもかなりの実力差がある。そのため、試合中に極力、隙を織り交ぜ、生徒の勝機を与えるのが一般的だ。


しかし、この坂口先生は、僕と荻野だけには、まったく隙を見せずに出方をうかがう。まるで、試合をどう切り込んでいくか試されているように。


「それはしょうがないよ、あいつ僕たちだけに対しては本気で来るからさあ。僕だって、今日はたまたま調子が良かったけど、いつもはそれだけで精いっぱいだから。」


ポリポリと頭を掻きながら謙遜的な言葉を返すと、荻野は小さくつぶやいた。


「今日のお前は、調子がいいどころの話ではなかったけどな。」



午後2時を周り、今日の稽古は終わった。


今日の稽古はいつもより厳しかったらしく、着替えを終えた1年生たちは疲れたように畳に仰向けになっていた。


「凪、ほれ、これ返す。」

荻野が僕に向かって財布を投げてきた。


「おい、なんでお前が僕の財布持ってんの!?」


「大丈夫だろ、お前の残高まだ残ってるはずだって。」


PCBIDに紐づけられた僕の残高には毎月、親から仕送りが振り込まれる。だからと言って勝手に使っていわけがないし、荻野に許可もした覚えもない。


「みんなおつかれえ。これは凪の奢りだ、みんな喜べえ!」


「え!?マジすか!ありがとうございます先輩!」


こうなってしまい、もう何も言えない状況なので、あきらめて、荻野の持っているバスケット籠からスポーツドリンクを手に取りキャップを開けた。


「今日だけだからなあ。次やったらお前の残高勝手に引き抜いてやる。」


荻野はバスケットかごに入った大量のスポーツドリンクを僕の言葉をかき消すように強く置き、1年生に配り始める。


僕は昨日のことを急に思い出し、慌てて携帯端末を呼び出すと、昨日教えてもらったBBLabというのを開いた。


『【通知】ダイレクトメッセージに999+件のメッセージがあります。』


ダイレクトメッセージには知らない人から知らない人までの名前で通知が埋まっていた。もうそれは数え切れないくらい。


幸い、カエデさんとフレンド登録していたので1番上に表示されている999+件の項目をタップした。


(【新着999+】ここから)


ねえ、今どこ?(11:25)


昨日の約束覚えてるよね?(11:30)


ここ来て(11:30)


https://maps.app.nar.th/TTdRAqMJU6nADmjq6?g_st=ic (11:31)


おい、既読つけろー(11:31)


寝てんのか?(11:31)



この後はスタンプが連打されていた。


不味い、これは殺されかねない。


「おい、凪どうしたんだ。」


僕が急いで支度をすると荻野が声をかけてきた。


「ごめん急用ができた、先帰る!」


僕はそう言って、出口へ走っていった。


「気をつけて帰れよー!」


「なんで先輩そんな慌ててるんですかね?」


「先輩、もしかして女でもできたんじゃないですか?」


「あいつに女ができるわけねーだろ?」


荻野と後輩たちのからかいに耳を傾けずに、僕は道場を出て学校の正門を抜けるとダッシュで帰った。



僕は指定のカフェに到着した。


「遅い。」


「す、すみません。…部活があったもんで…。」


「ふーん。」


カエデさんは、恐ろしいほどに仏頂面でバニラクリームフラッペをストローで吸いながらタブレット端末を操作している。


僕は向かい側の椅子に恐る恐る座り、出現したホログラムでダークモカチップフラッペを注文した。


顔を上げて様子をうかがうと、カエデさんは瞼を平らにしてこちらを見ていた。


こわばった表情の僕を見た彼女はストローから口を話し、軽いため息をついた。


「BBLabみた?」


「いや、まだDMしか見てないですけど……。このSNS…無法地帯なんですかね?なんかスパムメール見たいのが900件以上来てて…。」


「それ、スパムじゃないと思うよ?誰かのDM開けてみ?」


いわれるがままに適当にDMを開けてみた。


ここは、watabeさんとの会話です。

挨拶をしてみましょう。

_________________

FF外失礼いたします。

渡部と申します。

初心者とお聞きし、交友関係を結びたく思い連絡させていただきました。

もし、まだパーティメンバーなどがいなければ、ぜひわたくしにお力添えいただきたい所存でございます。

よろしくお願いいたします。(3:42)


「これ、思いっきりスパムじゃねえか。」


「いやいやいや、そうじゃないんだよ。」


「君さ、私のこと知らないでしょ?この界隈では実は私、結構有名人なんだよ?」


「はあ…。」


「それでそれでさー、君の順位見てみ?」


恐る恐る、ランキングをタップしてみるとカエデさんと僕の順位が並んでいた。


43 friends 2.5k following 2.2k followers


Show profile…

_______________________

14th ↑+586,710【52,006,005,572,431pt】

RANK:Nebular

BBName:Nagi

winning percentage:100%

Matching:1

Win:1

Kill Assist:0

Recently earned score:

586,724th (1,000,000NP) → 14th (52,006,005,573,431NP)↑

1 friends  1 following 56.7k followers


Show profile…

____________________________________

15th ↓-8 【52,006,004,572,431pt】

RANK:Nebular

BBName:Kaede

winning percentage:99.9%

Matching:3.7k

Win:3.7k

Kill Assist:5.9k

Recently earned score:

7th (104,012,009,144,862NP) → 14th (52,006,004,573,431NP)↓

1 friends  1 following 437.6k followers


Show profile…

___________________________________

16th ↓-2 【24,234,628,571,210pt】

RANK:Nebular


「な、何だこのポイントの量!!」


僕は、100万ポイントから50兆ポイントも増えていることに驚愕し、唖然としていた。


「ふふふ、びっくりしたでしょ?それで、100位以上の人たちをエターナルプレイヤーっていうんだけどー、その中で上位20名はほとんど変動しないんだよね。なんでかって言ったら、それはもうポイントの規模からして違うからさあ。」


まるで僕の動揺を楽しんでいるかのような相貌で説明してくるが、今の僕にはどうしてこの順位なのか理解するのに時間を要した。


「な、なるほど。」


「で、ここ一年くらい?動かなかった順位が変動して、そんな快挙を起こした奴は誰だーってなって、それが新人だと知ってみんな大騒ぎ。」


「ぎゃ、逆になんでこんなに強い人が降参なんかしちゃってるの?」


「それはもう私は君に勝てないと思ったからさ。だからそのまま私のパーティになってもらえばいいなと思ったの。」


僕は、彼女がなぜ勝てないと思ったのか理解ができなかった。確かに、奇跡的に何度か攻撃をかわすことができたが、明らかに僕は瀕死だった。最後にとどめを刺す時間だってあったはずだ。


「これから殺人鬼お化けと一緒なんて…。」


しまった。わけのわからないことを口走ったことを気づいた時にはもう遅く、彼女の鋭い笑顔と同時に僕のつま先に彼女のかかとが落ちてきた。


この一瞬の出来事に僕の背筋が凍り付いた。


「んー?なんかいったかな。」


彼女の得意とする、この乾いた鋭い笑みは、少しでも対応を間違えればすぐにでも殺されてしまいそうな緊迫感を覚えてしまう。…だが、僕は生かされている身の上、下手に対等に立とうとすれば彼女の機嫌を損ねかねない。


「ぐほっ…。いえ、な、何も言っていません。」


額に汗を垂らした僕の顔を見た彼女は、ため息をついてから腕を組み始めた。


「まあ、そういうわけだから、死にたくなかったらせいぜい私のために戦うことね。」


「で、本題なんだけど。」と言った彼女は、ホログラムをいじり始めた。


「…今シーズンのイベントが発表されてね。見てほしんだけどこれ。」


彼女は、ホログラムを回転させると、そのイベントの告知サイトらしきものを見せてきて、さらに説明を加える。


「ブレイクイン秋葉原、通称BiA。」


告知サイトには、「イベント!『Break in Akihabara 開催決定!』【この都市から生きて帰れ!】参加応募受付中!」と大きく書かれたタイトルの背景には、廃墟の都市のような風景が描かれていた。


彼女は、テーブルに両肘を立てて両手を口元で組み始めると、真剣なまなざしでこちらを見てきた。


「これに参加しようと思うの。二人で。」


「は?」


僕の理解が追い付かず、咄嗟に聞き返してしまった。

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