音楽ランキング Sランク編 ムーンチャイルド

ムーンチャイルド Sランク


死ぬまでに聴かないと損する度 94 Sランク


【解説】

岡村靖幸の解説でも少し触れたのだが、今回は筆者が昔から好きでずっとファンである『ムーンチャイルド』について語っていきたいと思う。


ムーンチャイルドの音楽性に関しては、まずボーカル佐々木収氏の声がいいし、メロディー、ポップセンスも素晴らしい。岡村靖幸の音楽性に影響を受けているのは後から知ったのだが、単なる憧れや模倣では終わらないオリジナリティーと魅力に溢れているように思う。


筆者とムーンチャイルドの初めての出会いは、大半の方も同じだと思うが『エスケープ』というムーンチャイルドで一番ヒットした曲で、当時のテレビではこれがもうメロディーを完全に覚えてしまうぐらいの頻度でめちゃくちゃ流れまくっていたのだ。


そのエスケープが良かったということでムーンチャイルドに興味を持った筆者は、またぞろ近所のゲオで、そのエスケープが収録された『マイリトルレッドブック』というアルバムを非常に安価(一枚300円ぐらい)(!!)で発見できたため、取るものも取り敢えず買ってみることにしたのだった。


そうして、飛んだ。(?)


家に帰ってアルバムを聴いてみると、エスケープだけではない様々な名曲良曲が詰まっている、素晴らしい内容のアルバムだったのである。


筆者は思った。


いやいやいや、こんな良いアルバムが、こんな安値で購入できちゃいかんやろと……。


これには日本社会どうなっとんねんと本当に思ったし、消費者の立場からすると良いものを安価に購入できるのは非常にありがたいことではあるのだが、ホワイ!?ジャパニーズピーポー!?と叫びたいぐらいのレベルで(?)、値段と内容の良さが全く釣り合っていないと思った。(筆者の好きな曲で『マリーのコーヒーカップ』という曲があるのだが、これがアルバム収録のみとするのは勿体ないと感じるぐらい本当に良い曲なので、機会があればぜひ聴いてみて頂きたいと思う)


そこからムーンチャイルドのアルバムを店舗で探しまくり、ファーストアルバムとサードアルバムも無事同じような値段で(?)入手。


その後どうしてもCDだけではなく映像でも観たいということでDVDも欲しくなって、DVD付きのムーンチャイルド最後の二枚組ベストアルバムをAmazonで購入(これはかなり高く新品で2500円ぐらい出して買った)した。


そこからも、解散後ムーンチャイルドのメンバー渡辺氏と組んだ『スクリプト』、ザ・カレイドスコープのボーカル石田匠氏とのコンビ『リッケンズ』など、その音楽的動向をずっと追い続けて現在に至るという訳だ。


ザ・カレイドスコープというバンドについては、実はそれ以前から知っており、むしろ『ええっ、あの実力とセンスを兼ね備えた佐々木さんと石田さんが組んでるの!?最強のバンドやん!?』と驚いた記憶がある。


何故筆者がそんなことを知っていたのかというと、筆者は昔『全く名前を聞いたことのないミュージシャンを実験的に購入して聴く』という活動(?)をやっており、それで近所のブックオフでカレイドスコープを購入して、その楽曲の良さ、ボーカル石田氏の個性と魅力を兼ね備えた歌唱力を知っていたのである。(世間的にあまり知られていないのは本当に勿体ないと思う。特に『愛すべき人よ』という曲は本当に名曲)


何故そんな活動をしていたのかというと、ミスチルやサザン、ドリカムなど世間的に有名なミュージシャンは、聴かなくてもそこかしこに流れているためどういう音楽なのか大体分かるが、全く知らないミュージシャンを買って聴くことには『未知の楽しみ』があったため。


その活動のおかげで、他にも世間的な評価とその実力が全く釣り合っていない、素晴らしいミュージシャン、楽曲の数々を発掘できたし、当時そんなことをやっていなければ一生それらを知らないまま死んでいたのかと思うと、その活動をしていて本当に良かったなと感じている。(筆者が他にどんなミュージシャンを発掘したのかは、『音楽ランキング発掘編』として改めて別枠で書いていきたいと思う)


閑話休題。


話が逸れてきたのでムーンチャイルドの話に戻りたいと思うが、そんなずっとファンで動向を追ってきた佐々木収氏と、筆者は思わぬところで再会することとなる。


それは『千鳥の鬼連チャン』というテレビ番組。


音程を全く外さずに歌うという企画で、佐々木氏は『ヘッドボイス』というあまりにバラエティー的に面白い技(実際はめちゃくちゃ高度な技)を披露し、千鳥やかまいたち、お茶の間の笑いと注目を一気にかっさらっていったのであるwwww(?)


これには筆者も、思わぬところで再ブレイクの兆し出てきててワロタwwwwと思ったのだが、千鳥のちょっと失礼なイジリにも全く怒らずに企画を頑張る佐々木氏は、本当に人柄が良い方だなぁと観ていて感じた。


筆者もこれを良い機会に、また大好きなムーンチャイルドにスポットライトが当たればいいなと思ったし、本当に素晴らしい楽曲ばかりなので、ぜひまた再ブレイクしてください!!


皆さん、いま佐々木収とムーンチャイルド、また波が『キテ』ますよ!!

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