音楽ランキング Sランク編 ポルノグラフィティ

ポルノグラフィティ Sランク


死ぬまでに聴かないと損する度 95 Sランク


【解説】

本来はこのランキングではあまりドメジャーなミュージシャンは書かないようにしているのだが、このポルノグラフィティに関しては筆者が『生まれて初めて音楽アルバムを購入したミュージシャン』ということで、記念として(?)したためておきたいと思った。(知らんがな)


ポルノグラフィティの歌詞、メロディー、音楽性の素晴らしさについては、こんなところでわざわざ解説しなくても皆さんの方が良くご存知と思うので、殊更書くことはない。


筆者がポルノグラフィティを初めて知ったのは、まだ子供の頃、当時流行っていた『アポロ』という曲が初めてだった。


そのアポロのこれまで聴いたことのない感覚に、『なんか凄いバンド出てきたな』と感じ、筆者の中でポルノグラフィティが気になる存在になったのだが、そこから更に『ヒトリノ夜』『ミュージックアワー』『サボテン』など名曲が連発されていき、筆者の中でポルノグラフィティの評価が確固たるものとなっていった。


そこから生まれて初めて『音楽』のアルバムを購入したのは、近所のゲームショップ兼CDも置いてありますという店で、ポルノグラフィティのデビューアルバム、『ロマンチストエゴイスト』というアルバムを発見した時だった。(それまで親や兄弟が買ったCDが家で流れていることはあったが、自分でお金を出して購入したのは本当にそれが人生で初)


なにしろ、それまで『音楽』というものに全くお金を使う経験というものがなかったため、初めてのアルバムを購入する時は、どこかドキドキとワクワクと興奮が入り混じったような、特別な気持ちだったのをよく覚えている。(当時一枚で900円ほどだった)


そして家に帰り早速聴いてみると、デビューアルバムにも関わらずそのクオリティーの高さに筆者は本当に驚いた。(当時は全く気付かなかったのだが、今聴くと洋楽からの影響を多分に感じる点もあるが)


前述の『アポロ』『ヒトリノ夜』も勿論良かったのだが、『ライオン』『マシンガントーク』や『デッサン』など脇を固める曲も名曲揃いで、そして何と言っても筆者が今でもポルノグラフィティでトップクラスに大好きな曲、『憂色~Love is you~』という曲があまりに良すぎて、完全にポルノにやられてしまったのだ。(別にポルノ映像に悩殺された訳ではない)(?)


そこで全く良くないアルバムを買ってしまっていたら、これはお金の無駄だったと思って、その後音楽を聴くことなくその後の筆者の人生も全く変わっていたかもしれないが、そのロマンチストエゴイストがあまりに良すぎたために、筆者はその後も無事に(?)アルバムを買い漁ることとなった。


そしてその成功体験に味を占めた(?)筆者が次に購入したのが、これはポルノグラフィティのアルバムではないのだが、CHEMISTRYの『The Way We Are』というデビューアルバムと、ゴスペラーズの『ラブノーツ』というアルバム。(共にポルノと同じく一枚900円ぐらい)


CHEMISTRYは『夏草がぁ~』というあまりに耳に残るフレーズでお馴染みの(?)『ポイントオブノーリターン』という曲、ゴスペラーズは『永遠に』という曲を、それまでに店内などで流れているのを聴いてめちゃくちゃ良いことを知っており、それが聴きたくて曲が収録されているアルバムをそれぞれ購入したのであった。


ポルノグラフィティで生まれて初めての『音楽体験』をスタートできたこと、そしてその次にCHEMISTRYとゴスペラーズの名作を聴けたこと、当時まだ子供で、我ながら音楽に染まる出だしとしては中々センスが良かったのではと思うし、この3組から自分の中の『音を楽しむ』ことを始められたのは、本当に幸せなことだったのではないかと今では思う。


当時聴いたこの3枚のアルバムは、本当に驚くほどクオリティーが高かったと今でも思うし、今のミュージシャンに筆者がここまでビビッと来るミュージシャンはいないなと感じる。(別に今の若いミュージシャンをディスっている訳ではなく、今でも素晴らしいミュージシャンはたくさんいるが、当時この3組をリアルタイムで聴けた奇跡を、本当に幸せに思っているということ)


そしてそこからポルノグラフィティのセカンド、新作アルバムが出る度に購入するほどファンになって今に至る。(『アゲハ蝶』などは当時衝撃が走ったし、『空想科学少年』などはアルバムだけじゃなくシングルカットしなくてよかですかこれ!?と、クオリティーが高いのにシングルで出さないという気前の良さにこれまた衝撃が走った。ポルノグラフィティの楽曲は当時その多くが『ak homma(本間昭光)』という方が作曲、編曲、プロデュースされており、その方のセンスの良さにも筆者は感銘を受けていた)


ポルノグラフィティの話から、後半何故かCHEMISTRYとゴスペラーズも入り混じった話となったが(?)、最後に、この場を借りてこの3組にお礼を言いたいと思う。


当時まだ子供だった自分に、『音楽』の楽しさ、美しさ、素晴らしさというものを教えてくれて、本当にありがとうございました。


おかげさまで今も、自分は音楽のことが大好きです。

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