音楽ランキング Sランク編 レミオロメン

レミオロメン Sランク


死ぬまでに聴かないと損する度 98 Sランク


【解説】

今回の音楽ランキングSランク編は、筆者が昔から大好きなバンド、『レミオロメン』について語っていこうと思う。


そんなに好きなのに何故SSランクではないのかという向きもあるかと思うが、筆者の中では歌詞もメロディーも100点満点、普通にSSランクなのだが、ただ単に世間的に有名ということで若干ランクを落としてあるだけである。


筆者とレミオロメンの初めての出逢い、それは以前NHKで放送されていた、『トップランナー』という番組だったと思う。


当時『モラトリアム』という楽曲の、メロディーは勿論『歌詞』が凄いと話題になっていて、その時から筆者の中でレミオロメンは気になるバンドだった。


そして、その後近所のゲオで、アジカンの『ソルファ』、スキマスイッチの『空創クリップ』、レミオロメンの『エーテル』というアルバムを購入し、筆者にとってそれが初めて購入したレミオロメンのアルバムとなった訳だ。(これも高かったのでよく覚えているのだが、購入価格は当時で一枚1500円ぐらいした。発売されたばかりのアルバムだったので高かったのもしょうがないが、内容も三枚ともそれに劣らぬ良さだったので損したとは全く思っていない。スキマスイッチは『奏』という曲がめちゃくちゃ良いことを知っていたので購入したのだが、残念ながら空創クリップには入っておらず、収録はその前のアルバムの方だった。まあこのアルバムも良かったので問題はなかったのだが)


こうして初めてレミオロメンのアルバムを購入した筆者だったが、まず最初の『春夏秋冬』という曲が歌詞もメロディーもあまりに良すぎて、しょっぱなからドハマリしてしまい、本当に良いバンドだなぁとその後ずっと大好きが変わらないまま現在に至る。


別にこの曲に限らないのだが、レミオロメンの楽曲の何が素晴らしいのかというと、曲の中にキチンと『四季』や『季節の移り変わり』を入れて、歌詞やメロディーでそれを表現しているところなのだ。


レミオロメンの楽曲からは、春夏秋冬、『季節の移り変わりの美しさ』や『日本の鮮やかな風景』を感じるし、本人たちもそこにこだわって音作り、楽曲作りをしていることがよく分かる。


更に、以前ピロウズ山中さわおの歌詞は本当に天才的だと書いたが、筆者はこのレミオロメン藤巻亮太の歌詞も本当に『文学的』で天才だと思っている。(歌詞の点数を付けるなら両者とも100点満点以外は考えられないほど素晴らしい)


レミオロメンはどの楽曲も素晴らしい歌詞、表現に溢れているのだが、その中でも特に筆者が一つ、『これは素晴らしい!!』と唸った歌詞がある。


それは、メジャーデビュー曲『電話』の中のある一節。


『恋人と離れて寂しい、哀しい』という状況を、天才藤巻亮太はこう表現したのだ。


『天気予報も違うくらい、離れてしまったね』


筆者はこの歌詞を見て、なるほど、距離の遠さをこんな風に表現するのか!!と本当に驚くと共に、まさか天気予報の違いを持ってくるとは、誰しもが身近にありながら中々気付かない、しかし言われてみれば確かにそうだなとハッと気付かされる、こんな文学的で詩的な表現は中々出てこないよ……と本当に感心した。


『粉雪』で売れた一発屋ではないものの、世間の分かってない人たちにはそのようなイメージを持たれているのが本当に悔しいし、まだまだ過小評価されているように思う、レミオロメンはそんなものではない、歌詞もメロディーも本当に神レベル、そんな低いレベルのバンドではないということをここで口酸っぱく言っておきたいのだ。(余談だが、この粉雪が収録された『ホライズン』というアルバムは、それまでのレミオロメンの路線が好きだったファンからは、レミオロメンも売れ線に走ったなどという批判を浴びて当時は不評だったようだが、筆者はそんなことは全く感じなかったし、本当に素晴らしいアルバムだなと思った。というか、レミオロメンのアルバムに駄作など一つもなく、筆者にとっては全てが素晴らしかった)


好きすぎて思わず熱く語ってしまったが、レミオロメンはメロディーは勿論、歌詞が本当に素晴らしい、そして『日本の美しい四季』を感じるバンドということを覚えて頂ければ、これを書いた意味はあると思っている。

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