暗殺魔王の蹂躪道中〜最弱ジョブの暗殺者、世界最高の魔王となる〜

空姫

第1話 星の詩

空には星が輝いている。


「お母さん、あの星の名前は?」

「あれは...ジブジアナね。あの星には神様が住んでいらっしゃっているのよ」


微笑ましい風景の上には、星が輝いている。


「おい!お前!酒飲みすぎだ!」

「うるせえな...飲まねえとやってらんねえだろ!」


酔っ払いの戦士たちの上でも、星が輝いている。


「今後もご贔屓に...」

「勿論ですよ、貴方の仕事は最高に近いものだ...」


「キャー!人が死んでるわ!」


「...では。」

「報酬は払っておきますね。ありがとうございました。」


汚い大人たちの上にも、星が輝いている。


空には星が輝いている。


この世界は、なのだ。


決して、作り出された空間などではない。


さあ、異世界人たちよ、足掻け。


この世界を救うために。


この遊戯盤を救うために。


エンディングを、見るために。








こうして、物語は始まった。

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