よるのおと

よるのおとは時計の音

よるのおとは鼓動の音

そういえば

どちらも似ている

時を

命を

ささやくように

闇に刻んでいる


柔らかな夜の天鵞絨ビロードに包まれ

よるのおとを聴きながら

わたしは

わたしに

ちいさな声で子守唄をうたう



おやすみ

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