静かな闘い
悪意の雫は
忘れた頃に
冷ややかに滴る
まるで
息継ぎの呼吸さえ
させまいとするように
薄ら寒い人当たりの良さの裏で
蠢く狡猾
人間というものの
世の中というものの
恐ろしさ非情さ残酷さ
それでも
闘うのだ
背筋をのばして
勝たなくてもいい
負けまい
静かに淡々と
わたしなりの闘いをはじめよう
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