詩 どちらあらずなスパイの未来
仲仁へび(旧:離久)
第1話
砕けた時間
彷徨った心
放浪する骸
思考放棄の頭
浮遊して今
後悔している
過去よりどころなく
頼ることなく
どっちつかずの魂
染まらぬ灰色
灰つもって
ゴミの様に固まった
「どちらかにかたよるなんて
あの時は考えられなかったんだ」
「誰かを敵にして」
「誰かを味方にするなんて」
理解して
消化して
飲み込んで
割り切るなんて
できっこない
成せるはずない
後悔だらけの人生さ
今
未練だらけの足跡さ
過去は
どちらにもあれない
半端者
何もなせない
未熟者
「ストーリー」
難しいことだと思っていた
誰かに味方する事
誰かの敵になる事
だってあの頃の俺の目には
きっと誰の事も映っていなかったから
詩 どちらあらずなスパイの未来 仲仁へび(旧:離久) @howaito3032
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます