涼香の誕生日会直前にて
「さて、そろそろ時間ね」
涼香はどこからか『本日の主役』と書かれたタスキを取り出す。
「「どこにあった?」」
「こんなのもあるよ」
そう言って
「いい物を持っているではないの!」
ありがたくメガネを受け取り、早速装着する涼香。
「あとこれも」
そしてそのタイミングで、空き教室のドアが開かれた。
「…………………………楽しそうね」
五人を呼びに来た
「照れるわね」
「概ねいつも通りですね」
「
菜々美の後ろから姿を現した涼音が言う。メガネとカチューシャは知らないが、タスキはいつも通りだ。
とりあえず五人にもう始まるということを伝え、教室に戻るよう促す。
そして主役は最後ということで、涼香は廊下で待機を命じられた。
「さあ、私を楽しませられるかしら」
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