鍋料理店にて 4
「かりゃ――くない……」
反射的に辛いと出てしまったが、すぐに飲み込む。
「美味しいです!」
またすぐに鍋から違う具材を器に入れて食べる。
ピリッとした辛さはくるが、辛さよりも旨みの方が強かった。
「でしょ?」
ここねが
菜々美は鼻水と涙を流しながら入れられた食材を口に入れられては飲み込む。
辛い食べ物が相当苦手だというのは本当らしい。
「言った通りでしょ? いやあ、美味い」
「この前のラーメンみたいに辛いと思ってましたよ」
丁度いい辛さだ、箸が止まらない。
「見た目は辛そうだもんね」
この鍋の美味しさが伝わったようで嬉しそうなここね。力尽きそうな菜々美を休ませて自分の分を食べる。
涼音と若菜は追加の具材を頼もうとメニューを見る。
「肉頼むね」
「じゃあ野菜もお願いします」
「おっけい」
タブレットを操作して追加の注文をするのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます