第11.5話 文化祭1日目
今日は文化祭本番といっても今日は生徒しかおらず、本番は生徒の親や一般の人が入る明日だ。だけど今日は珍しく学校に早くきている。文化祭だからというわけ、いや文化祭だから早くきているのだが、それには理由があり、松海さんが、なぜか僕にメイド服を見て欲しいといったのだ。断る理由も見つからないので、了承したが、本当に良かったのだろうか、他の男子の方が松海さんのメイド服は見たいのだろうに。
「おはようございます、勉くん」
「おはようございます、松海さん」
「では、着替えるので、もう少々教室で待っていてください」
「はい、わかりました」
それから10分後、
「あの、勉くん、似合っていますか?」
「っ!」
メイド服の松海さんはとても可愛かった。
文化祭なので、露出の多いのはダメなので、ヴィクトリアンスタイルなのだが、それがさらに、松海さんの可愛らしさを引き立てていて、
もう、なんか、その、すごい。
「すごく似合ってるよ、松海さん」
「そうですか!サイズもピッタリだし、良かったです」
「よし、今日の文化祭頑張ろう」
「はい、頑張りましょう」
そう言って笑う、松海さんの笑顔はとてつもない破壊力があった。
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