第2話 不変
朝起きて寝ぼけながら階段を下りる。
いつからだったろうか、朝に一番最初にすることが歯磨きと洗顔になったのは、ああいつだったか母に言われたときか、そのほうが健康にいいらしいよと笑顔で言った母に対して文句も言えるはずもなく僕の生活習慣はかわった。
中学に入ってから変わったことといえば本が増えたことくらいだろうか自由でいる時間が増え本屋へ行く時間も増えたからだ。
変わらないことは親との関係性と勉強時間。
はたから見ればしっかりとやりすぎなくらいに勉強している風に見えるんだろうか
実際はほぼ小説に時間を費やしている。
小説が書けるなら僕は人生を捨ててもいい
そんな言葉が浮かび上がってメモ帳に書いた。
常に持ち歩いているこれはネタ帳。いつどんな時に言葉が降ってくるかわからないから持ち歩くようにしている。
ご飯を食べて腹が痛いなぁと思いながら学校についた。
家から一時間弱でつくこの学校は受験して入った私立の女子中学
不思議だな、最初は共学がよかったのに入ってからだとここでよかったと思える。
それもこれも友人たちのおかげだろうが
今は中三。
僕にとって分岐点となる年だ。
とある少女の人生録 なつめオオカミ @natsumeookami
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