第44話 顔面殴打!?
もう数年前の事だけど。
当時同じ職場だった、年下の可愛い先輩であるI先輩が、ある日目の周りを青くして会社にやってきた。
I先輩は特に暴れん坊な人ではない。
天然でお茶目で、ふわふわした可愛い人だ。
当然私はとても驚いて、すぐに聞いた。
「どうしたの、その目!」
すると、I先輩は言った。
「なんかね、自分の部屋のドア開けようとしたら、ガンッて」
「……は?」
I先輩曰く、よそ見をしながら自分に向かって開くドアを勢い良く開けたのはいいが、前を向いた時にちょうどドアに顔をぶつけてしまったとのこと。
ちょっと私には理解できない。どこまで天然なんだ、この人。
失礼ながら、吹き出してしまった。
「ちょっと、気を付けてくださいよ、ほんとにもうっ!」
自分の家で、自分の部屋のドアを開ける時に顔面をドアにぶつけるって、かなり神業に近い気が。
「えへへっ」
先輩は照れ笑いをしていたが、年頃の若い女子が目の周りを青くしているなんて、本当にもう……
これなら、『転んでぶつけた』の方が、まだ納得できる気が(^^;)
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