yume
◇USBに残されたデータ◇
◇フォルダ分類が曖昧な為に発見されたもの◇
シッテル、シッテルシッテルシッテル。ダカラ、ダカラ―ッ!
何かを求める声に、何時も捕まえられる。
夢を見ていた。そして、何時しかその声がその夢を支配する。声しか聞こえない。
「知っている。」「しっている」と、それだけを繰り返す。奇妙な夢。
今日は夢が少し進歩した。何かを望む、『知っている。だから、』。だから。その先を知りたい。
暇があれば眠ってみる。
シッテル、シッテル、シッテル、シッテル、シッテル、ネェ? シッテクレル?
何かを知れと言う。
何し知れと言うんだ。
…シテル、シテル、シテルシテルシテル。ダカラ、ネェ。
何を求めている。知って欲しいのか?
シテル、アシテル、アシテル、キミハ?
わけが解らない。
ア…シテル、ア…シテる、あ・・・してる。何処に居るの?
ここに居る。
あいして、愛して、愛してる愛してる愛してる愛してる。ねぇ。愛して?
愛する?
愛してるから、永遠に。だから、愛して?
誰かも知らない。
知ってる。愛してる。知ってる。だから知って。だから愛してくれる?。愛してる。だから知ってくれる?
永遠に、愛し続けるから。
誰かも知らない。それでも知っている君へ、君を愛したい。
何処かに居るだろう君に、君へ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます