yume

◇USBに残されたデータ◇

◇フォルダ分類が曖昧な為に発見されたもの◇



シッテル、シッテルシッテルシッテル。ダカラ、ダカラ―ッ!


 何かを求める声に、何時も捕まえられる。

 夢を見ていた。そして、何時しかその声がその夢を支配する。声しか聞こえない。


 「知っている。」「しっている」と、それだけを繰り返す。奇妙な夢。


 今日は夢が少し進歩した。何かを望む、『知っている。だから、』。だから。その先を知りたい。


 暇があれば眠ってみる。




シッテル、シッテル、シッテル、シッテル、シッテル、ネェ? シッテクレル?



 何かを知れと言う。

 何し知れと言うんだ。



…シテル、シテル、シテルシテルシテル。ダカラ、ネェ。


 何を求めている。知って欲しいのか?




シテル、アシテル、アシテル、キミハ?



 わけが解らない。



ア…シテル、ア…シテる、あ・・・してる。何処に居るの?


 ここに居る。


あいして、愛して、愛してる愛してる愛してる愛してる。ねぇ。愛して?



 愛する?


愛してるから、永遠に。だから、愛して?



 誰かも知らない。



知ってる。愛してる。知ってる。だから知って。だから愛してくれる?。愛してる。だから知ってくれる?





 永遠に、愛し続けるから。



 誰かも知らない。それでも知っている君へ、君を愛したい。

 何処かに居るだろう君に、君へ。


 

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