kappannda
◇USBに残された文書◇
◇家庭環境の話があります。◇
◇筆者に自覚は無いようですが、虐待になり得た話です。◇
物心付いたときにはもう父は同じ家には居なかった。
なぜか離れて暮らしていて
なかなか会ってくれなかった。
なんで?
そう聞いたら絶対に母は怒った。
兄弟に聞いたけれど
腹を立てるか言わないかのどちらかだった。
私はその時に『離婚』したことを知らなかった。
二人が仲良くしている様子を知らなかった。
父のところに遊びに行っても
母は絶対に会わないようにしていた。
私が甘えても兄弟は離れていた。
どういうことかわからなかった。
母は仕事が忙しくなった。
父が居たらな
そう思ったこともあったが
兄弟の前で言うと怒った。
兄弟にどうして嫌いなのか
そう聞いたら
『俺らを捨てた』
そういった。
どうして?
そう聞いたら
怒って何を言ってるのか解らなくなった。
会いたくてたまらなかった。
一度知らない人と一緒に居る父と遊んだけれど
その知らない人は女の人で私にネクレスをくれた。
次にあったらもうその人は居なかった。
兄弟はその人が居たときは見たこと無いくらいに
父を避けた。
色々な時に会うようなったけれど
変な人に父が見えるようになった。
怪しいと思ったら
父だったなんて良くあった。
怪しい人と本気で間違えたときは一度だけだった。
暗いところからジャンパーの前をしっかり閉めて帽子で顔を隠して近づいてきた。
思わず兄の後ろに隠れたら
父がショックを受けた。
それは父だった。
本気で変態と思ったのは
小学六年生のときだった。
もう、このときには離婚したことを知っていた。
何故離婚したのはは知らなかった。
父の家でテレビを見ていると
半ズボンだったために蚊にかまれた。
そのことを父に言うと
その足を父はなめた。
気色悪いから兄弟にしてこいと言ったら
毛むくじゃらで気色悪いからいやだ。
そういった。
何故私かと聞くと
つるつるで美味しそうだったと
兄弟の居ない間に言った。
次にあったときは私も兄弟も側を離れなかった。
思わず近くに寄ったときは
兄弟もぴったりとそばに居た。
食事することもあったが、
私を父の隣には座らせ無かった。
最近は会ってない
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます