第三怪世界平和の勇者と反乱者達③


彼は海外の犯罪について興味があった。チヨダ大戦3 〜仏国は焼けているか〜の元犯罪者の女性メンバーが好きだったから一度プレイするのが本来の筋道だった。フランスの裏社会には新しい闇の化身ネオシェイドがいると思っていた。PLANET WARSを見てからだ。


「確認するのが遅くなりましたな」


それにネオシェイドは答える。


「ふぅん、貴方が2013年から2015年にとてつもないやらかしをするのは必然、それを、知るのが早いか否か分からないけど、貴方は世界一、戦争をするために生まれたような存在よ、傭兵に向いている、殺し屋に向いている、極道、ヤクザ、マフィアに向いている、表社会では貴方は生きづらそうよね、そりゃあ、殺人万歳とは不道徳な文言だからね」


それに白執事の返答は単純だ。


「そりゃあ善人のペルソナや一般人としての役割を羽織るようになりますよ、なんで、犯罪者の孫や息子として生まれたからって、犯罪すると思われても犯罪をする日は不定なのですからね。それをわざわざ申告したり、予告する事もないですが、姫神の鬼に出てくるロックンロールの鬼面の男がロッカーになりたいなら本土に残りたいと言うので、一応、小説家か料理人、医者、自衛隊の軍医までは不謹慎ですが、宇喜多の闇医者~~トウキョウアンダーキング~~を見てから自衛隊の戦争でのPTSDを治癒したい光医者になりたかったのです、犯罪心理学者志望はいつものことです。アイアンギアの小説版を書いた三橋警醒の惨殺機構を読んでからですかね」


それにネオシェイドは言う。


「人間は不思議だけど、日本語って本当に面白い。日本人全員はフランス人の私から見て不思議だけど、不可思議ふかしぎという言葉は貴方だけなのは、貴方、そんなに殺し屋とか暗殺手みたいに殺気を隠すのが上手いのかしら、邪念というのを露骨に出そうとしていない、気配遮断がEXクラスなのよ、究極のアサシンとは一般人が能あるみさごはさっさと爪を切るということなのよ」


それに白執事は答える。


何分なにぶん、平成はストレスの多い時代ですし、自分もストレスの多い子供でした、爪を噛む癖が未だに治っていないんですよ。そりゃあ、不良とか戦争とかスパイとか陰謀論とかオカルトとか呪念とか殺意とか飛び交っている時代だったから、不穏で不安でなーんで皆、正気になりたがらないのだろうか、普通から、犯罪をした時だけ非凡マッドって言うべきですよ、罪と罰、その言葉を大切にしている」


ネオシェイドはそれにほくそ笑む。


「ふぅん、いつぞやのロシアンマフィアのロシア人の御曹司の言葉に似ているような似ていないような、まぁ、G7がG8だったりG6だったりするのが平成かもしれないけど、世界中の裏社会の闇の代表としたならば、Dダーク8の日本人代表は貴方なんだと思っている」


それに白執事は答える。


「アウトリュコスが日本のマカミやフェンリルより好きなだけです。まぁ、マカミオルタの野郎だけは喧嘩したらイエローブラッドにして惨殺したいと常々思っているんです」


アウトリュコスは、ギリシア神話の人物である。盗みの名人として知られ、アルゴナウタイの一人に数えられる。父ヘルメースから盗みの技と巧妙な偽誓の術を学び、手で触れるものすべてを目に見えないようにすることができた。また、白い獣を黒く、黒い獣を白くする術を心得、角のある獣から角を取り去って、それを角のない獣に取り付けることもできた。カール・ケレーニイによれば、アウトリュコスとは「狼そのもの」の意である。

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