第二怪火葬が終えたら名無し①
「あぁ、第二次世界大戦が終わっちゃった」
終戦後、ナチスが全て処刑された。その中に一つ、蠢く死体があった。死刑執行されても、稀にそういう事になり無罪になる。
だが、それはナチスの軍服を着ていた。
だから未来永劫ナチ・ハンターに追われるだろう。しかし彼女は自分の軍服は燃やした。
「■■■■?彼の曾孫?今度こそ、日本とドイツが戦争させないといけないわね」
戦争の亡霊が、たった今、
「おい!ナチスの残党を皆殺せ!」
死にたくない、死にたくない、死にたくない、死にたくない、死にたくない、死にたくない、死にたくない、死にたくない、死にたくない、死にたくない、死にたくない、死にたくない、死にたくない、でも死ぬ。
「生まれ、直したい」
そんな事を誰かは思った。
「おえっ、でも、暖かい」
そんな事もその誰かは思った。
その子宮の中身では絶えず死んだ赤子が蠢いている。赤子というのは不適切だ。
青色の赤ん坊とは不気味な言葉だろう。
「私?私の名前はノーネームよ」
ナチ・ハンターがそれを聞いて怒る。
「は?」
■■■■の曾孫、悪魔君騒動というのが平成の時代にあったが■■の時代、魔王君騒動というのが起ころうとしていたのだ。
そもそも、前提がそもそも違うのだ。
何度も生まれ変わり、第二次世界大戦は必ず起こる。歴史は何度も繰り返される。
「死人に口無しよ」
北欧神話、ヴァルハラ、一度、滅んだ?
「??あれ?」
オーディンという戦神が頭部から血を流している、そんな暗殺、クーデターがある。
そんなのよくある話だ。
だが、おかしかった。
ノーネーム、もしやワルキューレが天上から堕ちてきたらデュラハンとなるだろう。
ノーネーム、ノーネーム、ノーネーム。
とある中世時代、魔女狩りとは全く関係ないはずの一人のシスターが自殺していた。
ノーネーム、ノーネーム、ノーネーム。
「フフフフフ、一応、聞くけど、あなた、ネオナチ?」
それについて■■■■の曾孫は言う。
「さぁな、とりあえず、幼少期、バケモンというのをやったからな、とりあえず、誰かを見たら、誰かを殺すと考えている、じゃあ、お前、いや、こんな事を考えるべきではない、今は小学校の道徳の時間だからな」
不道徳になりなさい。殺害しなさい。■■■■のように、■■■■じゃなくてもいい。彼を殺人鬼にどうしても育てたい。
彼女を殺人鬼にしたい。
そんな事は異常極まる発想である。
枕元の守り刀というのは武士の風習なのだが結婚する時、それを渡す事もある。
眠っている時、魔物が脳に近寄ってくる。
「これだけが、私を殺せる唯一無二の力」
ノーネーム、彼女の名前はノーネーム。
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