小国と巨大帝国

ルイーズ・クララ・ジュネット

　ジュネット王朝最初で最後の女王として即位し、『騎士女王』という異名を持つ女王となる。

　女性と子どもたちへ満足のいく教育を推進し、市民講座での学び直しなどを推奨していった。

　女性王族の護衛のために同性の騎士の育成などにも力を注いでいたりしていた。

　十七歳のときにエリンの王太子であるアレクサンダーと婚約し、エリンでの成人年齢である十八歳になったその日に結婚。

　二十歳のときに長男、二十二歳で次男、三十二歳のときに長女を出産。

　子どもたちは幼少期をエリンとジュネットで育て、本人の希望でどちらに住むかを決めさせていた。

　帝国のアンナ・ベアトリーチェ帝とはお互いに文を交わすような友人として交流が続き、子どもたちの世代では婚姻を交わすような友好的な関係を築き上げている。

　アレクサンダーと共に退位してからは夫を看取り、その六年後八十歳の夫の命日に死去。