痛すぎて

そこからは一方的な蹂躙だった。


初めてで何にも知らないのに、慣らしてない所に無理やり入れられた。


「う、きっつ!もっと力抜け」


相変わらず止まらないglareと共に言われ、強制的に力が抜ける。


「いだっ、い、うう…っ」


肛門が切れて血が出ている。そこが擦れて死ぬほど痛い。


あまりの痛さに涙が溢れてくる。


「うう、やっ…ぁっ」


それを見た男たちはさらに興奮し始めた。


「ん、お前素質あんな。その顔めっちゃそそられるわ」


ニヤァと口を歪めて腰を動かす。


連続で男達全員を相手した。快感などかけらもなく、男が動く度に激痛が走るだけだった。


「あ、やっ、うう、やめっ」


どんなにやめてと願っても、せめて痛みを軽くしてと願っても。何を言っても男たちは興奮するだけだった。


どんなに願ってもこの痛みは終わらないんだと分かったら途端に抵抗する気が失せた。


何も言わない、何も目に映さない、何も感じない。そうすれば傷付かなくて済むことに気づいたから。


反応が薄くなってつまんなくなったのか、全員の行為が終わったらすぐにラルムを罵りながら部屋を出て行った。



全て終わったと分ったが、もう体力も気力も一欠片も残っていなかった。


頭がぐらぐらして、動く度に後ろに激痛が走った。


気を失いそうなのをなんとか耐えて後片付けをする。


部屋を綺麗にし終わったらすぐに部屋を出る。次の客がちょうど来るところだったから間に合った事に少しホッとした。


激痛に耐え部屋に戻ったら濡れタオルで身を綺麗にする。正直何もしないで寝てしまいたいが、体の清潔さと見た目を保つのはキャストの義務だ。


痛むところにクリームを塗り、やっとのことでベッドに身を横たえた。



「…初めてだったのに……ふっ、ぅ」


こんな生活をしているのに初めてを夢に見ていたわけではない。


それでももう少しだけ大事に、せめて痛くないものがいいとは思っていただけに今回のことは辛かった。


こんなに辛い思いをして耐えたのに、最後の言葉は罵りだったことも余計に悲しくなった。


「なんでっ…うう、」


なんで自分はこんな目に遭い続けているのか、他の人と比べても待遇が悪すぎる。


でもそんなの分かりきっていた。


「僕のランクが高くなかったら、っ…考えるだけ無駄か…」


悲しくて、痛くて、辛くて、涙が溢れてくる。


「大丈夫だいじょうぶ…僕はだい、じょぶ…うう、っ」


その日は泣き疲れて寝てしまった。



次の日から。


毎日のようにあの男たちが来た。1人の時もあれば別の人を連れてくることもあった。


でもやることは毎回同じ。恐怖と痛みで歪むラルムの顔を見ながら体をつなげるのだ。


どんなにクリームを塗っても治らない、ジクジクとした後孔の痛み。


機嫌がいい時は最後にケアがあったのは今までと違うところだ。


でもそれも店に言われて仕方なく言っている義務的なものだっ

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