第3話 『怪人 サトイモーラ』


 サトイモーラは、本名、里井モラ。


 つまり、そのままである。


 べつに、里芋の怪物ではない。


 しかし、つねに、いじめの対象になってきた。



 理由は、判らない。


 たぶん、明確な理由なんかない。


 どのグループにも属さず、どのリーダーにも媚を売らず、宴会でも騒がず、遊びにも加わらない。


 それだけだ。


 なぜ、それで、排除されるのかは、判るような判らないような。


 ある宴会の時。


 ひとり壁にもたれていた、サトイモーラに、


 『なぜ、きみは、騒がない。君だけだ。他のみんなみたいに、騒げ❗』


 と、ある上司が言ったが、サトイモーラは、したがわなかった。


 排除されてもいいが、暗室内みたいないじめはしないでほしかった。


 結局、やはり、65歳の試験にしくじって、宇宙に飛ばされた。



        🙍🙍🙍🙍🙍


 

 ハニー・バーは、サトイモーラが気に入っていた。


 後継者に、とも、思っていたが、相手がさっばり反応しないので、扱いに困ってもいた。


 そこで、始めての、テロ作業を命じたのである‼️



    🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏


 

 

 サトイモーラは、護衛にジッター団を連れて行くよう言われたが、市民や周囲の人を巻き込みたくなかったので、ひとりで首相官邸に押し入り、圧倒的な力量で、首相の部屋に力ずくで入った。それから、首相に、こんな政策はやめるように、との、ハニー・バーからの親書を手渡そうとした。


 しかし、そこに、ノウメンマンが現れた。


 『話を聞いて!』


 『正義に問答は無用。ノウメンクラッーシュ❗』


 サトイモーラは、やけ切れた。



 『ありがとう、ノウメンマン。』


 首相は、ノウメンマンを讃えたのである。



 こうして、テロは防がれた。



 つよいぞ、我らのノウメンマン❗


 行け、平和のために‼️



     🙅🙅🙅🙅🙅🙅🙅🙅

 


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