041 罪人へ送る鎮魂歌
「この作品は贖罪なんです」
語る作家は罪人にも見えた。
不良の『俺』が優等生と出会い小説を書き始める。
評価が低いと『教え方が悪い』と当たり散らす。
やがて卒業、優等生は受験に失敗し命を絶つ。
『俺』は書き続け、賞を取る。
弟の教え子に会えて良かったと告げ、私はインタビューを終えた。
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