気遣い
柳原 羅魔
第1話
「お兄ちゃん」
「桜。可愛い。可愛いねぇ。甘えてくるなんて」
「お兄ちゃん。そんな褒めないでよねぇ」
と、甘えていた妹なのに、今では
「黙れ」
と、言いながら手を出してくるのだ。僕は
「何があった?」
と、
「うるさい。黙れ」
と、僕は、それ以外は言わなかったのだ。
ある日、夜遅くたまたま起きたら家にこっそり入ってくる音がした。しかも苦しそうな声がした。僕は、こっそり部屋へついていき様子を見た。すると、
「兄ちゃんだ?兄ちゃんごめん。死にそう」
と、
「何があったんだ?」
「それは言わない。私のこと、もうほっちょいて、このまま死なせてほしい。死なせて」
「僕は死んでほしくないよ。救急車呼ぶ」
「呼ばないで」
「分かった。お父さんとお母さんに言わないとなぁ」
「言わないで」
「言わないでって言ったってバレることだし」
「だから行きたくない」
「ダメだよ。すごい怪我だし」
「自分で起こした怪我だから」
「話すより、まずは行こうか?お母さんとお父さんには朝の起きた頃連絡入れる」
と、
「うん。それでお願い」
と、言ったのでまずは病院に連絡して緊急で入れてもらえることに、ただ救急車ではなく、自家用車で来ること話しているのだ。そして夜の道を運転し病院に来たのだ。緊急で対応してもらっているのだ。対応してもらい、妹が寝ている間に、話を聞いたのだ。1ヶ月は入院必要だと言われたのだ。家族に連絡入れたのだ。お母さんとお父さんには、話聞き次第話すと伝えたのだ。
そして、夕方ごろに目が覚めたみたいだ。僕は、昼寝してたのだ。まぁ今日は土曜日だし、僕はフリーランスで土曜日日曜日はしないって決めているからよかった。妹は、寝起きいいのか
「兄ちゃん。ごめんなさい」
と、
「何で謝っているのか。分かんないからどう言っていいのか分からない」
と、
「兄ちゃん私、ヤンキーに囲まれていた。なぜか分からない。お兄ちゃんや家族の前では反抗してる。でも他人には、私は、普通に接しているのに、なぜかヤンキーに絡まれて、付き合ってとか言われて無理やり引っ張られるって思って殴ったのがきっかけなんだろうか?その後も絡まれてしかも、絡まれ方が喧嘩なんだ。昨日沢山のヤンキーたちに絡まれてそこへ警察が来て、警察の一部殴ってしまった。警察がいるにも関わらず、殴るし、喧嘩がおさまらなくて私逃げ出して来た。警察に捕まるかなぁ?それに学校退学だよねぇ。後、半年行けば卒業だったのに悔しい」
と、
「よかった。家での反抗なら。そうだったんだ。警察にもちゃんと話そうか」
と、
「兄ちゃん私のこと見捨てない?」
「見捨てないよ。今正直パニック起こしてるけど偉いよ。話してくれて、ちゃんと自分のやったこと認めてるし偉いねぇ」
と。そこへ母さんたちが来たのだ。警察も来ているみたいだ。妹が全てを話した。僕は、警察が変に入ったから多分殴られたんだと思うことを話したのだ。だから少し緩めに見て欲しいと頼んだのだ。警察は毎日のように来たのだ。僕は、仕事を病院でさせてもらっているのだ。警察は、今回の件は、妹からではないが少しの負担がいるみたいだ。妹に喧嘩売った人を8割2割はうちが払うことになったのだ。それで許されるとのこと、下手したら半年間か一年は入ることになっていたと、周りで見ていた人たちからも警察が下手に入るからだとか指摘があったからだからって言うこともある。いくら、妹からではないとはいえ止めに入った人をわざとではなくても医療代とか払わないといけないからさぁ。可哀想だけどって、言われたのだ。僕と妹に警察が妹と実は血が繋がってないこと話して来たのだ。妹は母親の友達の子でお父さんがその今回問題起こしたヤンキーと繋がっていて、お母さんは身の危険を感じていたらしい。お父さんヤンキーでも喧嘩腰だし、それに殺意もあったみたいだ。そのヤンキーたちみんなが殺意があったわけではないが、たまたま妹のお父さんはヤンキーで殺し系があったみたいだ。お母さんはお父さんに殴られていたみたいだ。虐待を受けてて下手したら死んでしまうし、それに妹を変な道へ進めたくなかったからお母さんやお父さんに預けたと、だけど、妹のお父さんはそのことわかっていて、ストーカー行為的なこともしていたみたいだ。写真撮ったりしてヤンキーたちに紹介していたみたいだ。妹が絡まれた理由わからなくて当然だと、妹さんは防衛のために殴っている。見ている人が言うには先に殴ったのは相手の方だと、嫌がっているのに絡む方が悪いと思うよと、お母さんたちには先に話していると、そもそも発端は妹の本当のお父さんからによるもの。妹が不思議がるのもわかると、周りから聞いても妹はみんなに優しく振る舞っていると、反抗は家族だけだったみたい。だから周りも不思議がっていた。ってこと話して来た。僕は頭の整理が追いついてないと、妹が
「やっぱし、血繋がってなかったんだ。でもお兄ちゃん似ているんだねぇ。だってお兄ちゃんも落ち込むとずっと負の連鎖しそうだし、それにパニック起こすと、長い時間パニクってそうだし、人間って性格とか似ている人たくさんいるけど、似ている性格の出たかは違うんだなって」
「まぁなぁ」
と、僕が落ち着いたのはその後3日後だ。妹は黙って窓の外とか見ていたのだ。
「ごめん。桜」
「兄ちゃんも落ち着いた?」
「うん」
「私、実は知ってたの」
「知っていた理由は、私が小6の時にお父さんとお母さんが、もうそろそろ話そうとか言っていたから、夜お手洗いに行きたくって起きたら話していた。私も信じれなかったよ。三日前に聞いて確信した」
と、僕は
「そうだったんだ。僕だけ分からなかったんだ」
「お兄ちゃん。私がお兄ちゃんに先に話した時見捨てないでって言った意味わかる?」
「うん?そう言う事言っていた?」
「言ってたよ。確か?お兄ちゃんパニック起こしているって言ってたから、もしかしたら覚えてないかも
お兄ちゃん見捨てないでねぇ」
「うん分かってる」
「ねぇ。まだ理解できないの?お兄ちゃん」
「ごめん。分かんない」
って、言うと
「お兄ちゃんのこと好きってことだよ。お兄ちゃんと血が繋がってないこと知った小6の日から好きでした。いや今も好きです。反抗していたのは、本当は遠慮したかったし、気を遣いたかった。だけど逆に気を使ったり遠慮して逆に心配かけないかなぁって、他の子の反抗期っていうものを知らない」
「反抗期って色んな出方があるけど、手を出す人もいないわけじゃないけど、手を出すと、理解してない人にやちゃうと、逮捕だからなぁ。気をつけたほうがいいよ」
と、言うと
「ごめんねぇ。お父さんの血引いているせいかなぁ?」
「引いているとか関係ないよ。引いているからって関係ない。だって桜って殺意があっても本気で殺したいとかないでしょう?」
「それってお母さんの血が強いってこと?」
「だから血は関係ない」
「関係ないか」
と、
「それより好きってどういうこと」
と、
「小学校6年生の聞いた時は完全好きになった。その前から兄ちゃんかっこいいとか兄ちゃんと結婚したいはあったの。きっかけはわからない。兄を自然と好きになった。最初から恋の好きだってお兄ちゃんに言おうか悩んでいた。今更でも言えてよかった。好きだから見捨てられたくないて、私こうやって悪いことしたから見捨てられたら嫌だなぁてお兄ちゃんこれからもお願いします。お兄ちゃんが良ければ私の妻になって」
と、
「親と相談していいかなぁ?」
「はい」
と、言って来たのだ。
それから1ヶ月後退院した。僕は、家族に
「ごめん。今日帰って来たばかりだけど、話聞いて欲しいことがある。おい桜も座って」
と、桜は座るのだ。
「この度は申し訳ないです」
「申し訳ないです」
と、妹が僕は
「お父さん。お母さん僕だけ知らなかったんだけど、妹とと血が繋がってないみたいですねぇ。ましてはお母さんかお父さんの兄弟ではなくまさかのお母さんの友達の子どもさんだってこと聞いて正直驚いたし、なんなら桜は父さんと母さんの会話を聞いていたみたいだ。僕だけ知らない状態で今まで過ごして来たみたい。妹が反抗してたのは、血が繋がってないこと知って本当は遠慮したかったが遠慮して気にしているって知ったら多分距離置かれるんじゃないかってビビったみたい。だからあんな態度をとったみたい。で実は僕の事好きだったみたいだ。僕も実は好きで結婚したいよねぇて、結婚の許しを出して欲しいです」
と、言うと親は考えて
「私たちは何とも言えないの。彼女のお爺さんお婆さんか実は友達には兄妹いたの。たまたま友達の兄妹はみんな県外へ出て行ったの。お父さんの家族はお父さんの弟さんによって殺されているの。弟さんも悪い人で、だから友達の家族とかに聞いてからじゃないと私たちの判断じゃ 出来ない」
と、僕たちあいさつかてら聞いたのだ。2人が合意しているならいいよ。と、いってくれたので、結婚したのだ。
ある日、妹が僕の部屋へ来たのだ。僕の部屋へ来た。
「もう仕事は終わりだよ」
と、言うと
「兄ちゃん私気持ちよくして」
と、
「いきなりなんだよ」
と、
「兄ちゃんにされたい」
と、
「されたいって可愛くおねだりするなよ。僕はまだしたくないし、漫画とかの情報で得たやり方だけどいいのかよ?」
「はい」
と、
「分かった。大人しくされろよ」
と、僕はキスをしたのだ。キスしただけでもうとろけているみたいだ。
「早いぞ」
と、
「好きな人からされると受け身って感受性豊かな人だとキスだけで受けるんだよ」
「そうなんだ。寒いけど脱がすよ」
「うん。手縛ってお兄ちゃん私もう出したいから」
「出したいって」
「早くお兄ちゃんの入れたいしお兄ちゃんのものになりたいです」
と、僕は、
「覚悟あるならガチでやるやよ」
と、僕はキスをしたのだ。さらに深いキスをして、体を撫でまわし、そして手を入れると
「兄ちゃんもしかしたら優しいかも?」
「そんなこと言ったって僕は経験したことないから、桜だってないだろう?」
「ないけど、痛いって聞くからだから相当かなぁって思ったけど、痛くないねぇ」
「でも少しは痛いだろう?」
「それは承知の上だよ」
「承知の上なんだねぇ。分かった」
と、
「兄ちゃんなんかいきそう」
と、とろけた声で言って来た。
「じゃぁいいか?」
と、言えるとそのまま寝たみたいだ。僕は服を着せる前に体を拭いたりとかして楓いた後妹の部屋へ帰そうとしたが僕の布団から出ようとしないむしろ捕まっているのだ。僕は無理出すことやめて別のところで寝ようとしたが捕まえて来て、
「兄ちゃん。逃げないで私と一緒にねぇ」
と、
「分かった」
と、一緒に寝たのだ。
翌朝目を覚まし先に自着替えとかしていかい外に出たら起きていたみたいで、泣いていたのだ。僕は、 泣くなぁ。とか言っていたのだ。僕と妹は今幸せに生きているのだ。
気遣い 柳原 羅魔 @asagawa789
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