転生したのでスタートダッシュを決めてみた

結城 優希

プロローグ

 私の名前は宮中 修司。39歳でとある大企業で課長をしているサラリーマンだ。昔は若いうちに課長へ昇進できて嬉しかった。でも今は……


(上層部は圧力かけてくるし、部下の育成は上手くいかないし……)


 彼は上司にも部下にも恵まれなかった。上司は業務成績について彼に詰め寄り、仕事は彼に押し付ける。

 

 部下も部下でミスが多くその尻拭いに彼が奔走することが多々あり、ミスのフォローのために彼が会社に遅くまで残って作業をすることも……

 

 いつまで経ってもその部下のミスが少なくなることも無く、そのミスをする部下が1人ではなく多数いるのも彼にとって不幸なことだろう。


「あ゙ぁぁぁ〜胃に穴あきそう…俺もうそんなに若くないから無理がきかないってのによぉ。最近忙しくて休みもとれてないし、俺……早死するんだろうなぁ。」


"ズキンッ"(うっ……あ、あ…れ?いし……き……が……)

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