第2.3話 「歩く=歩く1」

歩いてみる…本当にただそれだけだ。

右に森林、左に森林、前は平原…まあ意味不明。


ここらへんに本当に住んでんのかよ…遠くに住んでるらしいけど、どんだけやねん。


そういえば、ここ最近(と言っても3日くらい)全く休んでない気がする。

食べ物はっていうと…もう4日位?食べてない。

ここまで減らないのならば、この世界たちは特別なのかもしれない。

または、自分がおかしくなっているのか。


しばらく歩いていくと、神社らしき物があった。


「今生きていることに感謝…あと、もう少し楽したい…」


「感謝するとは意外やなあ」

「あなたは?」


後ろを振り返ってみる。しかし誰もいない。


さらに、これ以上その声は聞こえなかった。


一体誰の声なのだろう。

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