明滅


深夜二時信号はそれでも明滅す世界にはいまわたししかないのに


夜の書店雨がざんと窓を叩く映るすがたに見覚えはない


ほらこんなに立派なごはんつくったよ送信ボタン押しながら泣く


腫れた目で見上げる空の蒼は痛くて三十秒間呼吸をとめる


のろいの種類たくさんあるよねいつか空で笑いながら話そうね



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