自然
第七首「青嵐」
嵐吹く丘より見れば青き葉の
あ 嵐吹く
お 丘より見れば
あ 青き葉の
ら
し 白き
*
第八首「春疾風」
春の風瑠璃に光りて
は 春の風
る 瑠璃に光りて
は
や 「やあやあやあ」と
て 手叩きて吹く
*
第九首「朧雲」
音も無くぼんやり漂う
お 音も無く
ぼ ぼんやり漂う
ろ
ぐ 群青の海に
も 藻が揺らめく
*
第十首「風の色」
軽やかなゼリーの煌めきのんのんと愛しき子らの六月の菓子
か 軽やかな
ぜ ゼリーの煌めき
の のんのんと
い 愛しき子らの
ろ 六月の菓子
*
第十一首「八雲立つ」
八重桜雲居にまごう燃ゆる白直ちに散らんとつと腕伸ばし
や 八重桜
く 雲居にまごう
も 燃ゆる白
た 直ちに散らんと
つ つと腕伸ばし
*
第十二首「たれそかれ」
黄昏にれんぎょうの花そっと浮き
た 黄昏に
れ れんぎょうの花
そ そっと浮き
か
れ 恋情とともに
*
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