第11話 大量殺人犯

老若男女。不特定多数。我々はこれまでに数えきれない程の被害にあってきました、そしてこれからも。

なぜこのような事が起きるのでしょうか?

今回は以前その犯行に関わっていた方に取材した内容をお伝えします。



A「誰でもよかったんです。ただ生活の為に必要だったんです」

Q「生活に必要。だから刺した。と」

A「はい。みんなやってる事なんです」

Q「みんなとは?組織的に行ったんですか?」

A「いいえ、あくまで個人的にです。ターゲットが被る時があるってだけです。打ち合わせとかはしないです」

Q「何処かに拠点があって、指令を受けている訳ではないと」

A「はい。同じような事をしている方達は世界中にいます」

Q「世界中ですか!?」

A「はい。特に暖かい地域にたくさんいます」

Q「人を殺すかもしれないという自覚はあったんですか?」

A「そんなつもりは無いです。ただ小さな針で皮膚の表面を刺していただけなんですから」



以上。取材を受けて頂いた蚊さんありがとうございました。

ご自身に人を殺めるかもしれないという考えは無いという事ですが?この事について大学教授のご意見は?

「そうですね、色んな動物から吸血して人間に病気が感染する。パンデミックが起きる要因の一つとして挙げられますが本人達はそれこそ生きる為ですから、我々は蚊取り線香など対策をして刺されないように気を付けましょう。かくいう私も、足の裏に刺された事がありまして、痒くてかくんですけど、くすぐったくて痒くてでwどうしたら良いものかとw(〃艸〃)・・・」

また来週お会いしましょう。

                                   END

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