青空へダイブ!!!!!!!

紫川 雫

いつも見えている景色1

「っ…う?」

もう朝か…と重い瞼を開ける


『おはようございます。今日は寒くなるそうですよ。笹川 雷斗マスター


「そうなんだ…ありがと、マリナ…」

いつものようにマリナが話しかけてくる

マリナは俺が作った人工知能だ


「…朝ごはんは…パンでいいか…」

食パンを取り出し、ジャムを塗る

俺は食パンは焼かない派だ


「いただきます…」

俺は手を合わせ、そう言ってから食パンを口に運ぶ

いつもと変わらない、特に感想がある訳でもない…そんな味だ


「ご馳走様でした」

食パンを食べ終えた俺は再び手を合わせ、そう言った

使った食器などを洗い、学校へ行く支度をする


雷斗マスター、ちゃんと妹さんに挨拶をしてから学校へ行ってくださいね』


「分かってるよ、マリナ」

この家にはもう1人、笹川 由利という、俺の妹がいる

由利はある1件で引きこもりになり、中々顔を見せてくれない


コンコンッ

「由利、お兄ちゃん学校に行ってくるな」

ドアを叩き、部屋の中にいる由利に話しかける

すると、ドアが開いた


ガチャッ


「い…ってらっしゃい…お兄ちゃん」

ボサボサの髪をしている由利は目の下に隈が出来ていたが、元気そうだった


「…うん、行ってきます…!」

俺は家に向かってそう言い、学校へと向かった

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