詩:朝日
汐崎ひかり
朝日
君を殺すにはどう生きたらいいか
君が生き絶えるのを見届けるには
すがるほどの執着もないのに
井戸の底に落ちて 泥中と真水の狭間で
乾いた笑みと共に息絶える
明日には誰も彼もが忘れるだなんて
冗談にも程がある
しんではならない
あのひとも自らの契りに首を絞められてるのだろうか
いくつかの人生を狂わせてしまうほどの罪の重さを
軽んじる危うさが
生き地獄にも程がある
そんなに速いスピードだと
息が切れてしまうことが目に見えてる
いくつもの夜を乗り越えて その度に新たな朝日が昇るのであれば
君の葛藤により誰一人殺さずに済んだその結果を
どうか認めようではないか
詩:朝日 汐崎ひかり @serori_c
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