東アジアから東南アジアにかけて、古代にタイムスリップする若者たちの物語です。
彼らは一人一人、異なる事情の元に、とある石の記憶の中へと入り、そこで感情を見つけ出すよう依頼されます。
何が目的で、どうして感情を、という部分も気になる部分ですが、最も注目したいのは、そこへ至る群雄割拠の群像劇です。
それぞれの若者には、心の底にある思いがあります。
良きにしろ悪きにしろ、それ自体はとても人間的な思いです。
その思いの自覚や成長が、本作の見所となります。
過去、偉人と呼ばれる人たちと近しい立場で、彼らと同じ時を過ごし、そこで何を思い何を得るか……。
そして、その先で待つものは……。
古代史がお好きな方は、お目を通して見て下さい!
東アジア~東南アジア系の5人の若者が主人公。
5か国から一人ずつ、それぞれ自国黎明期にタイムスリップします。
5人それぞれが問題を抱えているので、群像劇としても読めるでしょう。
話数は16話あるので、始まったばかりとは言いにくいのですが、
感覚的にはまだそれぞれがどの時代に送られたのか、ようやく明らかになったところ。
5人それぞれのシーンが均等に描かれています。
これから、それぞれの時代で奮闘していくはずです。
日本史と中国史以外のアジア古代史にはうといので、知的好奇心をくすぐられます。
現代~近未来を扱った前作とは随分異なる雰囲気なので先が読めず、今後の展開が楽しみです!